多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

あなたの腰痛の原因、実は「浮き指」かも!

3月4日『多田しげおの気分爽快‼︎』は「浮き指」を取り上げました。

浮き指とは足の指が地面についていない状態で、腰痛の原因でもあるそうです。

金城大学大学院総合リハビリテーション学研究科の小島聖准教授に聞きました。

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浮き指とは?

本人は気づいてないのですが、実は浮き指という人がかなり多いようで、大雑把な統計ですが女性は3人に1人が、男性は2人に1人が浮き指だそうです。

浮き指は腰痛の原因にもなるんだとか。そもそも浮き指とはどんな状態なんでしょうか?

「立った状態で、足の指が地面に着かない状態を浮き指と呼んでいます。だいたい1ミリぐらい浮いている人もいれば、5ミリ以上浮いてる人もおりまして、人によっては1本だけ、あるいは足の指、両側10本全部浮いている方もいます」

 

原因は?

「昔と比べると、足の指を使った運動とか裸足で遊ぶ機会が減ったこと。また実際の足の大きさよりも大きすぎる靴を履くことがあげられます。大きすぎる靴だと、そもそも足の指が地面から浮いてしまって、指がうまく使えない状況にあり、それが習慣となって浮き指に繋がると考えられてます」と小島先生。

では浮き指はこどもに多いのか、というとそうではなく、こどもから高齢者まで幅広い年齢層に見られる症状だそうです。

「考えてみれば、足の大きさよりも大きめの靴を履いていたのは私の世代です」と言う多田しげお。1949年、昭和24年生まれの69歳。

「まだまだ日本が貧しい時で、ちょっと大きめの靴を買いましょうというこどもたちですわ。思い出してみれば、いつもぶかぶかの靴でしたわ。つまり、我々の世代からそうで、さらに、裸足で遊ぶ機会が減ったと言い出したのは、かなり前ですよ」と続けます。

どうやら浮き指はかなり前からあり、だからこそ幅広い年齢層に見られ、女性は3人に1人。男性は2人に1人という多さになってしまうようです。
 

肩こり、腰痛を引き起こす

「地面から足の指が浮いてますと、バランスをとるために重心が後ろの方に偏って、お尻が後ろに飛び出したような立ち方になります」

さらに詳しく言うと、指が浮いた状態でバランスを保つために、腰をそらしたり、頭が前に突き出たり、顎が上がるような立ち方になるそうです。
その姿勢を長い時間とることが、肩こりや腰痛を引き起こす要因だそうです。
 

とにかく足の指を動かそう

浮き指にならないように対策するには、あるいはなっている人はどうすれば改善できるのでしょうか?

もともと裸足で運動することが少なくなってきたことが原因なので、それを解消する足の指の運動をすればいいそうです。

具体的には足の指でグー、チョキ、パーとジャンケンをするとか、それが無理なら、まずはバッと5本の指を開いてみる、足の親指と人差し指で何かを掴んでみる、または指をグーの形にして何か掴んでみる、などです。
 

足に合った靴を履こう

もう一つ大きな対策は、足の大きさに合った靴を履くこと。
特にこどもの場合は、「すぐ大きくなってもったいないから」と大きいサイズを買うのは止めましょう。

「こどもの足は一年間に大体1センチぐらい大きくなりますので、その成長を考えますと、年に2回ほどは靴の買い替えが必要かと思います。

今までの私たちの調査では、最大で3センチ以上大きい靴を履いてる方もいました。
靴の買い替えのタイミングに足をしっかり見て、適切な大きさの靴を選んでいただくことが大事かなと思います」と小島先生。

腰痛がある方は、自分で気づいていないだけで、ほんのちょっとだけ浮いていることがあるそうです。
一度自分の足の指をじっくりチェックしてみましょう。  
(尾関)
 
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2019年03月04日07時19分~抜粋

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