多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

嫌な仕事の救世主!人の手を汚さない「嘔吐物回収機」

2月14日放送の『多田しげおの気分爽快!!朝からP・O・N』、では「嘔吐物の清掃」についての話題を取り上げました。

忘年会・新年会のシーズンや週末、駅のホームやコンコースなどで度々見かける嘔吐物。
嘔吐物の処理はやりたくない仕事であることはもちろん、清掃中にウイルス感染してしまう可能性もあります。

そんな中、嘔吐物清掃の画期的なマシーン「嘔吐物回収機」が登場しました。
東日本環境アクセス 品質管理本部の中山さんにお話を伺います。

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ほうきとちりとりで回収

従来、嘔吐物の清掃には“おがくず”を使っていましたが、現在は吸収性のある処理剤を撒いて、ほうきで絡めてちりとりで回収しています。

バックヤードに戻ってからビニール袋に移し、ほうきとちりとりの除菌をして廃棄。

回収した場所は、洗い流しながら除菌をするという方法で清掃を行っているそうです。

「大変な、やっぱりちょっと嫌な作業ですよね」と多田しげお。

一連の作業を人の手で行っているという事実。

東京の繁華街の駅では、一晩で10回以上この作業が行われることもあるんだとか。
 

画期的なマシン

この作業を人の手をかけず、機械で回収できないかということで開発されたのが「嘔吐物回収機」です。

これは、幅が30センチ、奥行きが45センチ、高さが70センチほどの大きさの機械。

電動自転車などに使われているリチウムイオンバッテリーが搭載されています。

ホースから伸びた先端のノズルで、液体や固形物を吸い込み、回収タンクに吸い込むという、一種の掃除機のような形のものなんだそう。

駅のコンコースなどの様々な清掃作業で見かける機械と、大体同じくらいの大きさであるということです。

それでは具体的には、嘔吐物をどのように回収するのでしょうか。
 

人の手を汚さない

嘔吐物回収機のノズルの先のレバーを押すと、除菌水を噴射しながら吸い込むことができ、一度に処理することができます。

吸い込んだ後は、タンクにあらかじめビニール袋を入れておくことで直接回収ができるので、人の手を汚さずにそのまま捨てることができるそうです。

ホースの中に除菌水を吸い込んでいるので、ホース内部の除菌も可能。

回収したビニール袋に除菌水も一緒に入るため、そのまま捨てられます。

吸い込んだ排気も高性能フィルターを通しているため、安心なんだそう。
 

心理的な負担を軽減

一番のメリットは、今まで人の手でやっていた仕事を、嘔吐物回収機が代わりにやってくれるということ。

作業する人の手を汚さずに嘔吐物の処理ができることで、作業への嫌悪感を軽減することができます。

さらに除菌も同時に行うため、ウイルス感染のリスクも減らすことが可能となりました。

職場にせっかく若い人がやってきても、「嘔吐物の回収は嫌」と、すぐにやめてしまうという事例も過去にあったそうです。

また。外国人スタッフの場合はそもそも文化が違うため、「これって外国人への嫌がらせ?」というように受け取られてしまうということもあるんだとか。

心理的な負担がかなり軽くなるということで期待されている、この嘔吐物回収機。

価格は、業務用の清掃機械よりもやや高いくらい。
早ければこの春先から、駅の構内で見かけることができるかもしれません。
(minto)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2019年02月14日07時22分~抜粋

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