白血病とはどんな病気?症状や治療法について

多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N / ライフ・ヘルスケア

競泳の池江璃花子選手が白血病と診断されたというニュースが伝えられました。
そもそも白血病とはどんな病気なのでしょうか。「血液のガン」とも言われています。

2月13日の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、医療関係の取材を続けているCBC論説室の後藤克幸特別解説委員に尋ねました。聞き手は多田しげおです。

白血病はどんな病気?

―白血病は“血液のガン”と言われますが、どういうことでしょう?

血液は骨の中にある造血幹細胞から作られます。ところが、血液を作る仕組みに異常が起きるとガン化してしまった白血病細胞がどんどん無制限に増えてしまい、正常な血液が作られなくなるという病気です。

―血液のどの細胞が異常に増殖し始めるのですか?

これはいろいろなタイプがあります。造血細胞の中には、骨髄系とかリンパ系とか種類があって、骨髄性白血病とかリンパ性白血病などタイプがあります。
進行が早いと急性白血病、ゆっくり進行すると慢性白血病と言われます。

―原因は何でしょう?

遺伝子の異常があって造血の仕組みが壊れるとわかっているタイプもあります。
が、なぜ遺伝子に異常が起きるのか。放射線、化学物質の影響など解明されつつありますが、まだ十分にはわかっていません。

―症状はどのようなものでしょうか。

正常な血液が作られなくなるので、酸素を運ぶ赤血球が減ると貧血とか息切れ、動悸、倦怠感などの症状が出ます。
また、出血を止める血小板が減少すると、出血しやすくなる、鼻血が出てしまう、内出血で皮膚にあざができるなどあります。
 

20未満で最も多いガン

―ガン全体の中で白血病の割合はどのくらいですか。

ガンの罹患数という統計があります。男性だと多いのが胃ガン、前立腺ガン、大腸ガン。女性だと乳ガン、大腸ガン。
いずれも8万人、9万人の罹患者数がありますが、白血病は男性で8,000人、女性で5,600人とガン全体の中では少ないです。
ただし、若い人に多いタイプのガンです。
20歳未満の世代で統計をとると、白血病は一番多いタイプのガンです。

―全体としてガンは加齢現象だとも言われていて、歳をとるほどガンになる確率は高くなります。そういった意味で、もともとガンの少ない若い世代の中で、突出して多いということですね。

治療は投薬と骨髄移植

―ひと昔前、「白血病は不治の病」というイメージがありましたが、治療方法が急速に進歩しているそうですね。

優れた薬の開発が日進月歩で進んでいます。例えば慢性白血病に非常に有効性のある薬が2000年になってから開発されました。それまでこのタイプの白血病は5年生存率が60%台だったのが、今では89%になりました。

そういった薬の治療法以外にも骨髄移植というドナーから正常な骨髄を移植して、新しく正常な血液を作る体に復帰させようというものもあります。全国に骨髄バンクが普及していて、これまで50万人近い健康な方が登録されています。

―移植を受けるためにはドナーと患者で適合する組み合わせを見つけないといけない。登録数が多くなると、適合する相手が見つかりやすくなりますね。

まったく血縁関係のない他人だと、何万人にひとりという少ない確率なので、たくさんの方にドナーとして登録していただくと、救える命が増えます。
これまでのべ2万件以上の骨髄移植が行われています。
 

治療に専念を

最後に後藤さんは次のようにまとめました。

「俳優でも渡辺謙さんは薬の治療で元気になられています。
今回、池江さんの場合、早く見つかったと言われています。早期発見だと、ガン細胞の数もそう多くなってない可能性もあります。若い人で早く見つかれば、治癒する可能性は高いと言われています。
ひとりの若者としてしっかり治療に専念して、早く元気になって回復していただきたいと祈ります」
(みず)
 
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2019年02月13日07時24分~抜粋

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