長野県小布施町に江戸時代の灯りを体験できる「日本のあかり博物館」があった。

多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N / レジャー

1月16日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』では、長野県小布施町の「日本のあかり博物館」を紹介しました。

ここでは照明器具をたくさん展示しています。ただし、電気の照明が登場するまでの照明器具。つまり行燈(あんどん)とか提灯、という点がユニークです。

江戸時代、なたねの産地

小布施町は江戸時代になたねの生産がさかんで、なたね油は江戸時代灯りの燃料となっていました。そういうことから小布施町に「日本のあかり博物館」があります。
詳しいお話を、博物館の滝沢さんに伺いました。

行燈は実際の大きさはどのくらいなのでしょうか。

滝沢さん「ものによりますが、例えば、室内で使われたものですと1メートルちょっととか、店先の夜の看板の代わりのものだと大きなものになります」
 

江戸時代に自動で給油?

江戸時代、生活に灯りを取り入れようという工夫がわかるそうですが、なんとこの時代に自動的に給油されるものもあったそうです。

滝沢さん「ねずみ短檠(たんけい)という道具になります。
お皿の中に灯した油が減っていくと、上にねずみ型の給油タンクがあり、そのねずみの口元から油がポトンポトンとお皿に落ちるというからくりの灯りの道具で、これも展示しています」
 

昔の灯り体験

「日本のあかり博物館」では、江戸時代当時の灯りが体験できるそうです。

滝沢さん「博物館の中に暗くした室内があります。そこで行燈の油の灯りから始まりまして、和ろうそく、石油ランプ、最後に白熱電球という順番で、それぞれの灯りが再現されています。
実際にどの程度の明るさで夜を過ごしていたのか、体験できるようなコーナーです」
 

行燈の灯り

行燈の灯りはどのくらいの明るさなんでしょう。

滝沢さん「近くにある本を読もうとしても、なかなか文字が追えないようなものです。
当然、今の白熱電球と明るさの色も違うので、写真を見ようとすると赤味がかってしまいます。
この明るさの下でテスト勉強をしてくださいと言われると大変。
本も近くに寄せれば見えますが、1メートルも離れるとなかなか見えません。

時代劇だと結構照明が明るいですが、実際はこれくらいだったんだと体験していただけると思います」

お城の灯り事情

庶民はともかくとして、当時の権力者の灯り事情も似たような状況だったのでしょうか?

滝沢さん「お城だと、行燈の明るさもちょっと調節できますので、灯心という中に使っているものを増やしたり、和ろうそくは高価ですが実は行燈より明るいので、お城ではそれを使ったりしていました。

なかなか当時も高価だったので、お城のところでも用事が終わったらすぐに消すようにしていたようです。時代にもよりますが、大事に使っていたようです」
 

栗の町、小布施町

昔は菜種油を作っていたという小布施の町。だからこそ今も昔からの灯りの文化が受け継がれているのでしょうか。

滝沢さん「小布施町ではもう菜種油を生産しているところはないんですけど、こういった博物館を建てていますので、みなさんに親しんでいただいていると思います」

長野県上高井郡小布施町の「日本のあかり博物館」、夜でも明るいことに慣れた現代だからこそ、新しい発見があるかもしれませんね。
(みず)
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2019年01月16日08時16分~抜粋

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