多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

「タイヤチェーン義務化」のニュースはホントはこういう意味だった!

「タイヤチェーン義務化」が話題となっています。
そこで、12月14日の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』ではこの話題について取り上げました。

実はこのニュース、誤解されて拡散されている面もあるとか。
気象予報士でもある、沢朋宏アナウンサーが解説します。

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通行止めにしないために

雪道を走らないといけないシーズンがやってきました。
今週の月曜、国土交通省はタイヤへのチェーンの装着を義務づける全国の13区間を公表しました。

沢「『タイヤチェーン義務化』という伝えられ方が一番最初にされてしまいましたが、実はちょっとニュアンスが違います。

例えば、今年の年始に福井県などで大渋滞になって、立ち往生することがありました。一台がスリップして数珠つなぎの渋滞で通行止めになる。高速道路はそもそも大雪になると通行止めにすることがある。

今は、交通の主流が自動車などになっているので、通行止めにすると、食料品とか医薬品とかの生活物資が行き届かなくなるという影響がでました。

国土交通省の発表は、全国13か所の、ここの峠が止まったら困るというところを指定して、そこについては通行止めにするのを極力減らして、チェーンをつけていれば通ってもいいことにする、ということです。
それによって市民生活を守ろうということです」
 

え、交通違反⁉︎

沢「もうひとつ知っていただきたいことがあります。そもそも雪道、凍った道をノーマルタイヤで走ることはとても危ないです。道路交通法違反です。
ということは反則金があり、普通車で6,000円です。

もうひとつ大事なことは、雪道や凍った道をノーマルタイヤで走っていて事故を起こした場合、危険とわかっていて走っていたので、保険が適用されない可能性が十分あります」

パーソナリティの多田しげおも「何をもってどこから雪道かも難しいねー」と悩まし気。

沢アナは「行った先で凍っているとか、急に雪が積もっているとかありますので、そういったところへ出かけられる方は万全の備えをしてください」と、念を押しました。
 

反響が大きく再確認

「チェーン義務化」の話題はリスナーからの反響が大きく、その後のコーナーで再度確認されました。

沢「チェーンをつけなければ走れないのではなく、この冬からは特定の道路について、今までは大雪なら通行止めだったところをそれをせずに、チェーンをつけている車なら走っていい、とするものです」

多田「スタッドレスタイヤは雪道には強いと言われていますが、坂道のグリップ力はチェーンの方が強いということでもありますね」

多田の「チェーンを巻く練習をしてから行った方がいいですよね」に納得した人も多いのでは?
 

冬タイヤはいつから?

名古屋市のリスナーから「いつ頃から冬タイヤに替えればいいですか」との質問もありました。

沢「名古屋の場合、基準になるのは初雪の平年日です。
名古屋は12月20日。岐阜市は12月14日。三重県津市は12月22日。

雪が降ろうが何が降ろうが車を使わなくてはいけない人は、この週末あたりは替えておいた方がいいです。
シーズンに雪が降っても1、2回という方は、布製のタイヤチェーンですませる方法などもあります。被せるだけいいです。その代わり耐用があまりないです」

各自で気象状況をみつつ、十分な準備をすることが必要ですね。
(みず)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2018年12月14日07時07分~抜粋

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