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まるでダンジョン!乗降者数世界一の新宿駅をもっと知ろう

東京都新宿区(一部渋谷区)にある新宿駅は、1日平均乗降者数がギネス世界記録認定を受けるなど、日本を代表するターミナル駅です。大きな駅ならではのいろんなエピソードがあります。

12月12日『多田しげおの気分爽快‼︎』では、鉄道ジャーナリストの梅原淳さんに新宿駅について話を聞きました。

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大きすぎる駅

新宿駅にはJR東日本、京王電鉄、小田急電鉄、西武鉄道、東京の地下鉄3路線と様々な路線が乗り入れています。
1日の乗り降りするお客さんの数はJR東日本だけで1日のお客さんは150万人。
全部の路線を合わせると約350万人で世界一でギネスブックにも認定されています。

「駅があまりにも強大すぎて迷路みたいになってますので、よくラビリンスとかダンジョンとか地下牢とか言われます」と梅原さん。

地元東京の人でも大きすぎて全容がよくわからないそうです。
 

いつできたの?

新宿駅は今から133年前の1885年(明治18年)に、現在の山手線の開業とともに生まれました。
新宿は、甲州街道という、東京から甲府、山梨、長野の方に行く街道の宿場町だったそうです。

梅原「新宿駅は、その新宿という宿場町の外れにできました。元々の宿場町は東側に1キロほどのところにありました」

甲州街道を起点の日本橋から一日歩いて最初が内藤新宿、今の新宿でした。
開業当時の乗降客はどれぐらいだったんでしょう?

梅原「一日数十人とか、そんな有り様だったみたいですね」

それが今では350万人です。
 

一日の列車の本数は?

様々な路線が乗り入れている新宿駅ですが、例えばJRの新宿駅だけで、1日に何本の列車が出入りしているのでしょうか?

梅原「JRによると一日平均2,400本です」

京王、小田急など全部合わせると6,000本ぐらいだそうです。

梅原「新宿駅ってやっぱり通勤の駅なので、例えばラッシュ時の1時間だけでも全部の路線を合わせて50万人ぐらいの人が通っていくんです」

50万人といったら政令指定都市ぐらいの数です。

梅原「1時間だけでその街がいっぺんに動いてるという感じです」
 

改札口とコインロッカー

梅原「改札口はJR東日本が10カ所あって、あと私鉄地下鉄全部合わせて26カ所あります。
新宿駅は、例えば名古屋駅のように自由通路が東西にあって、独立した改札が南北に一カ所ずつというのではなくて、駅には切符を買わないと入れないというか、通り抜けができないので改札が多いんですね」

駅が大きくて複雑すぎて、四方八方から入って来るしかなく、必然的に改札口の数も多くなってしまうそうです。ダンジョンと呼ばれるのもわかります。

コインロッカーの数はいくつあるんでしょうか?

梅原「新宿駅は27カ所に2,300個ぐらいあるんですね」

各改札口にコインロッカーがあるという割合です。結構、多いような気がしますが…。

梅原「旅行者が多い駅ほど多くなる傾向があって、新宿は通勤客だからこの個数なんですけど、例えば名古屋駅でも、全部合わせて1,600個ぐらいはあるんですね」

そう考えると新宿駅は比較的少ないようです。
 

新宿駅でおすすめのトイレ

複雑な新宿駅、それだけにトイレの数も多いようですが…

梅原「トイレの数はJRで7カ所ぐらいと各鉄道会社に2カ所ずつぐらいはあるんですけども、昨年の暮れに小田急のトイレがリニューアルされて凄く綺麗なトイレになったと話題になってるんですよ。

ホテルみたいなトイレになっていて、全部、洋式でウォシュレットが付いているとか、個室の利用状況が液晶の画面に表示されるんです」

超近代的なトイレです。

「キャリーバッグとか持ってる方のためには、ICカードで専用の鍵がかけられるようになってるとか、生花が置いてあったりとか。あとエッセンシャルオイルの香りが漂っています」

楽しそうに説明する梅原淳さんでした。
巨大なターミナル駅、新宿駅で今、一番旬なのは小田急のトイレのようです。
(尾関)
 
 
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2018年12月12日07時43分~抜粋

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