つぶつぶが残ってもったいない!
番組を放送しているCBCラジオの建物内にある自販機も最近衣替えされ、暖かい飲み物が増えてきました。
その中で桐生はコーンスープ缶が発売されていたということでさっそく購入したのですが、以前からこのコーンスープ缶について、気になることがあったようです。
桐生「缶のコーンスープって、飲んでるとつぶつぶのコーンがどうしても缶の底に残っちゃうんですよ」
多田「プルトップ式ですから、どちらかというと出口が小さいと。そこにコーンが引っかかってなかなか出てこない。お汁ばっかり出てきて、缶飲料として飲むとつぶつぶが出てこない」
結構コーンが残ったりして、もったいない気がするので、なんとか全部出てきて欲しいところ。
桐生「引っかかるんですよね。これ、うまく出すコツがあるんですよ」
多田「私みたいにお椀に移し替えて、最後はトントントントンとやるんですけど」
桐生「上品!」
つぶつぶを出しやすくする方法は?
食卓で飲む時だと良いのですが、いつも器を持っているわけではないので、どうすればうまくコーンが出せるのでしょうか。
桐生「飲み口のちょうど下あたりをへこませるんですよ」
多田「ちょうど下唇が当たる辺り」
桐生「これだけで、出てくるようになるんですよ」
多田「缶を傾ける角度以上に傾斜がかかって、出口に向かって転がり落ちてくるわけね」
桐生「出口近くでコーンがジャンプする、浮きやすくなるんですよ。これ、流体力学の先生がおっしゃってたことなんで。
ただ、これをやっても1、2粒は残るんですけど、いつもより確実に(コーンが残る量が)少なく飲めますから」
多田「それ面白いね。最後に残ったのがそうやったら出やすいんじゃなしに、お汁とともにビョーンと弾んで出てくるという」
缶によっては硬くてへこませるのが難しいかもしれませんが、試してみる価値はありそうです。
缶も進化している
それならば、飲み口の下をへこませた缶を最初から作っておけば良いのではないかという意見も出てきそうですが、その辺りはきちんと考えられている商品もあるようです。
桐生「各メーカーもいかに残さずに飲んでもらうか考えていて、最近は缶の形状もいろいろあって、つぶがジャンプして出てくる缶がすでにあるんです」
多田「流体力学に基づいた、科学の賜物です」
桐生「(笑)」
多田「メーカーはちょっとでも工夫して他の物と差別化を図って、"うちの商品は良いですよ" って(売り込む)。すごい努力ですね」
この冬はコーンスープ缶を自販機で買った時は、缶がどんな形になっているのか、どんな形だと飲みやすいのか、チェックしてしまいそうです。
(岡本)