東京都の日本地図センターが、「富士山ココ」という地図を作製してインターネット上で公開しています。
「富士山ココ」とは、富士山がどこから見えるのか、富士山が見える可能性のある場所を自在に調べることができる地図です。
10月15日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、リスナーツアーでバルト三国に行っている多田の代わりに塩見啓一アナウンサーが、日本地図センター相談役の田代博さんに詳しく伺いました。
どこから富士山が見えるかわかる地図「富士山ココ」
ここから富士山が見える!
塩見「簡単に説明すると、どのような地図ですか」
田代「国土地理院が地理院地図といってインターネットで見ることができる地図を作っています。グーグルマップの地図の国土地理院版といった感じです。その地理院地図の上に富士山が見える範囲を赤く塗って示している地図です」
塩見「ウェブの地図ですか」
田代「はい、もともと富士山可視マップといって紙媒体で見ることができる地図がありましたが、それを今度はウェブで誰でも自由に見ることができるようにしました。
まったく無料で、PCでもスマホでもな何でも、インターネット接続ができるものなら見られます」
塩見「すいません、それ…お金になりますか?」
田代「まったくなりません(笑)。日本地図センターは地形図などを販売しているところです。地図に関する普及啓発活動も行っています。なんとか地図に関心を持っていただきたいということです」
田代「国土地理院が地理院地図といってインターネットで見ることができる地図を作っています。グーグルマップの地図の国土地理院版といった感じです。その地理院地図の上に富士山が見える範囲を赤く塗って示している地図です」
塩見「ウェブの地図ですか」
田代「はい、もともと富士山可視マップといって紙媒体で見ることができる地図がありましたが、それを今度はウェブで誰でも自由に見ることができるようにしました。
まったく無料で、PCでもスマホでもな何でも、インターネット接続ができるものなら見られます」
塩見「すいません、それ…お金になりますか?」
田代「まったくなりません(笑)。日本地図センターは地形図などを販売しているところです。地図に関する普及啓発活動も行っています。なんとか地図に関心を持っていただきたいということです」
富士山の写真も掲載
田代「可視マップを載せいていると同時に、実際に見える写真も載せています。
理論的に見えるというだけでなく、本当にここから見えているよということです」
塩見「ウェブの地図は大きくしたり小さくしたりできますよね。地図の解像度はどの程度ですか」
田代「15段階拡大縮小できて、一番アップ、詳しいのが2万5千分の1の地形図程度です。家が一軒一軒、無理すれば見えるというくらいです」
塩見「私の家から富士山が見えるかどうかもわかるわけですか?」
田代「厳密には隣の家で見えて、うちは見えないとかありますが、町内会レベルなら間違いなく見える、見えないはわかります」
理論的に見えるというだけでなく、本当にここから見えているよということです」
塩見「ウェブの地図は大きくしたり小さくしたりできますよね。地図の解像度はどの程度ですか」
田代「15段階拡大縮小できて、一番アップ、詳しいのが2万5千分の1の地形図程度です。家が一軒一軒、無理すれば見えるというくらいです」
塩見「私の家から富士山が見えるかどうかもわかるわけですか?」
田代「厳密には隣の家で見えて、うちは見えないとかありますが、町内会レベルなら間違いなく見える、見えないはわかります」
福島県から和歌山県まで
塩見「富士山は一番遠いところだと、どのあたりで見えますか」
田代「西の方、南の方でいうと和歌山県です。ちょっと山の上にいけば見えるポイントが何カ所かあります。その一番遠いところからの写真も掲載しています」
塩見「東の方、北の方はどこになりますか?」
田代「福島県の花塚山というところ、308キロ離れたところです。証拠写真も載っています」
塩見「どういう風に見えますか」
田代「和歌山の方は誰が見ても富士山とはっきりわかります。ちょうど伊勢湾越しに見えるという感じです。標高3,000mより上がハッキリ見えます。
東北の方は、え⁉︎という感じです。一生懸命見れば、一番高い剣ヶ峰が見える、というくらいです」
田代「西の方、南の方でいうと和歌山県です。ちょっと山の上にいけば見えるポイントが何カ所かあります。その一番遠いところからの写真も掲載しています」
塩見「東の方、北の方はどこになりますか?」
田代「福島県の花塚山というところ、308キロ離れたところです。証拠写真も載っています」
塩見「どういう風に見えますか」
田代「和歌山の方は誰が見ても富士山とはっきりわかります。ちょうど伊勢湾越しに見えるという感じです。標高3,000mより上がハッキリ見えます。
東北の方は、え⁉︎という感じです。一生懸命見れば、一番高い剣ヶ峰が見える、というくらいです」
見えるときも、見えないときも
田代さんは、「富士山ココ」を富士山可視マップを見るために作られたソフトで計算をさせ、そのデータを地理院地図の上に載せる工夫をして作ったそうです。
実は、もともとはパソコンがない時代に手掛けていて、地図から読み取り手計算して、その場所から見えるかどうか、現地に行いって確認する作業を30年以上も前から続けていたそうです。
塩見「実際には見えないところもあるんですか?」
田代「実はデータが地形データだけを使っているので、建物、樹木は考慮していません。実際には建物で見えないことはあります」
塩見「大きなビルがあるから見えないとかあるのですね」
田代「ただ、逆に見えない地域でも高いビルができれば見ることができます。そういうパターンもあります」
実は、もともとはパソコンがない時代に手掛けていて、地図から読み取り手計算して、その場所から見えるかどうか、現地に行いって確認する作業を30年以上も前から続けていたそうです。
塩見「実際には見えないところもあるんですか?」
田代「実はデータが地形データだけを使っているので、建物、樹木は考慮していません。実際には建物で見えないことはあります」
塩見「大きなビルがあるから見えないとかあるのですね」
田代「ただ、逆に見えない地域でも高いビルができれば見ることができます。そういうパターンもあります」
みんなで進化させていく地図
東海地方では、岐阜県の高い山では富士山が見えます。また三重県は伊勢湾の海岸沿いは見えます。
塩見「愛知県は見えにくいと聞きましたが…」
田代「愛知県の名古屋は『富士見』という地名もありますが、見えないです。愛知で見えるのは渥美半島、知多半島、三河湾沿いに若干見えるところがあります。
120点写真を載せていますが、愛知県は1カ所しか登録されていません。渥美半島の田原市の蔵王山という山がありますが、いい展望台だと思いますので、ぜひ写真を提供していただきたいです」
塩見「これは富士山の好きな人が、みんなでもっと進化させることができる地図ですね」
田代「ここは赤いポイントがあるけれど、本当は見えないという情報もいただきたいです。双方向でやりとりができる地図になるといいなと思っています。
ピンポイントでこの3mの範囲だけからしか見られない場所とかわかるといいですね。
利用してくださる皆様と一緒に作っていきたいという風に考えています」
このコーナーに対して、「○○から見えますよ」「うちは見えないとわかりました」などたくさんの反響が届きました。みんな富士山は好きですね。
(みず)
塩見「愛知県は見えにくいと聞きましたが…」
田代「愛知県の名古屋は『富士見』という地名もありますが、見えないです。愛知で見えるのは渥美半島、知多半島、三河湾沿いに若干見えるところがあります。
120点写真を載せていますが、愛知県は1カ所しか登録されていません。渥美半島の田原市の蔵王山という山がありますが、いい展望台だと思いますので、ぜひ写真を提供していただきたいです」
塩見「これは富士山の好きな人が、みんなでもっと進化させることができる地図ですね」
田代「ここは赤いポイントがあるけれど、本当は見えないという情報もいただきたいです。双方向でやりとりができる地図になるといいなと思っています。
ピンポイントでこの3mの範囲だけからしか見られない場所とかわかるといいですね。
利用してくださる皆様と一緒に作っていきたいという風に考えています」
このコーナーに対して、「○○から見えますよ」「うちは見えないとわかりました」などたくさんの反響が届きました。みんな富士山は好きですね。
(みず)
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