多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

尼崎の「世界の貯金箱博物館」はおもしろ貯金箱がいっぱい!

『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』の「博物館の看板娘」のコーナーは全国にあるいろいろな博物館の紹介です。10月10日は兵庫県尼崎市の「世界の貯金箱博物館」です。
尼崎信用金庫のいわゆる企業博物館で、世界62カ国の貯金箱を1万3千点所蔵しているそうです。

お話を「世界の貯金箱博物館」館長の吉田哲也さんに伺いました。

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世界の貯金箱あれこれ

まず所蔵品の中でも珍しい貯金箱を紹介する吉田館長。

吉田館長「高価なものとしてはドイツのマイセン焼きとか。日本では割るタイプが多いですが、マイセン焼きはちゃんとカギがついていて随時出し入れができます。出したものは教会とかへ献金をするんです。

アメリカの鉄製のからくり貯金箱もあります。19世紀くらいにアメリカで作られたバネ式の貯金箱。

中には鉄砲をもったウィリアム・テルの人形と頭の上にリンゴを乗せたこどもの人形があり、硬貨を鉄砲の上に乗せて人形の右足を押すと、硬貨が飛んでこどもの頭の上のリンゴを撃ち落とす。その硬貨はお城の中に落ちて仕組まれたベルがチンチンと鳴ります。巧妙にできています」

体験コーナーが人気

吉田館長「他にも、日本製でコインを入れると、新幹線、山手線の駅メロが流れるものもあります。実際にコインを入れてみます。
♪まもなく渋谷、品川方面に行きがまいります♪
コインをいれると電車の前のランプがついてメロディーが流れます」

「これは鉄道ファンにはたまらないですね」と喜ぶ鉄道ファンの多田。

吉田館長「小さいお子さんにも喜ばれます」
多田「これは楽しいから何度もやりたくなってすぐ貯まりますね」

からくりコーナー、手で触れるコーナーがあり、特にこどもたちはそこを離れないそう。
体験できるコーナーで使うコインは館で用意したものだそうです。

多田「自前にすると、いくらでもやりますね。そういうことで儲けたらいかんでしょうね(笑)」

吉田館長「営利目的でないですからね。お客様に喜んでもらえるといいです」

貯金箱のルーツは?

多田「そもそも貯金箱の風習はいつごろからあるのでしょうか」

吉田館長「日本の貯金箱は縄文時代末期に穀物を入れていた甕がルーツと言われています。
実際に、お金を入れていたのは室町時代と言われています」

多田「発想としては甕に穀物を入れて貯めておく、それが貨幣が流通し始めると、貨幣といったものに入れておくとなったのですね。
お客さんは興味をもって見てらっしゃるのではないですか」

吉田館長「一回来られるとリピーターとして何度も来られる方が多いです。お子さんが中心になりますが、貯金箱の歴史ルーツとか、日本は縁起物が多いですから、七福神、招き猫などの説明も私がします。30分コースと60分コースがあります」

多田「それはぜひ60分コースで聞きたいですね」

吉田館長のお話が楽しくてぜひ行ってみたくなります。
今回は「博物館の看板娘」ではなく、「名物館長」でしたね。
(みず)
 
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2018年10月10日08時16分~抜粋

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