多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

インスタ映え間違いなし。広島で作られるハート形のレモン

広島県尾道市瀬戸田町ではハート型のレモンが生産されています。
輪切りにするとその断面はきれいなハート型で、「インスタ映えする」と人気急上昇だとか。

10月3日『多田しげおの気分爽快‼︎』では、その作り方などをJA三原せとだ柑橘販売課の片山さんに伺いました。

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作り方は?

実はレモンの生産日本一は広島県。国産レモンの60%以上が広島県で作られています。
主に作られている場所は島嶼部で、可愛いハート型のレモンを作っている尾道市瀬戸田町も生口島と高根島にあります。

この輪切りにすると断面が綺麗なハート型になるレモン、いったいどうやって作るんでしょうか?

「レモンは5月の中旬に白くて綺麗な花が咲いて、そこから実をつけるようになります。7月のはじめ頃に親指の先ぐらいになるんですが、そこにハートの形になるような型枠を果実全体に取り付けます。それで成長を待って収穫期を迎えます」

単純に型にはめればいいわけじゃない

レモンの収穫はもうすぐ始まるそうです。成長の早いものはもう綺麗なハート型になっているということです。収穫の際にその型を外せばハート型レモンができているというわけです。

輪切りにすれば、断面は綺麗なハート型ですが、切る前のレモンは円筒形ならぬハート筒形、つまりハート状の短い柱なのです。

「20年近く前から、いろいろ研究を重ねて作るようになりました」と片山さん。
型をはめれば簡単にできると思いきや、結構試行錯誤したようです。

「最初のやり方だと約3割ぐらいしか綺麗なハート型にならなかったんです。
あまり押しつぶしてしまうと実が潰れてしまったりとか、実が綺麗に型にはまらないと変な形になってしまったりとかそんなことがありました」

ハートの型をつけた時に、中で実がずれない工夫をしたそうです。

今では綺麗な位置で実が育つようにでき、ハート型のレモンの生産量は約3万個だそうです。

インスタ映えする

このレモン、名古屋エリア周辺でも買えるのでしょうか?

「今は加工品として販売している方が多いのですが、シーズンになったらインターネット等で、少ないんですけれども販売させていただいてます」

加工品とはどんなものでしょう?

「輪切りにしたものをドライフルーツみたいにして紅茶と一緒に販売したりしています」

まるごと一つだと見た目でピンときませんが、輪切りにしてこそ断面のハート型が際立ちます。紅茶のカップに浮かぶハートはインスタ映えすること間違いなし。

高級メロンのような存在

片山さんはこのハート型のレモンでいつも紅茶を飲むのでしょうか?

「なかなか貴重なんで、もったいなくてやってないですけどね」

たとえ農協の方でも、そう簡単には使えないという貴重なレモン。調べてみるとハート型のレモン6玉化粧箱入りが5,500円で販売されています。
一方で普通のレモンは1キロ2,850円。格が違います。

気候がレモンの生育に適しているという瀬戸内、広島県で栽培が始まったのは意外に古く、明治時代だそうです。
広島と言えばリーグ優勝したカープの赤ですが、レモンの黄色もお忘れなく。
(尾関)
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2018年10月03日07時43分~抜粋

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