琵琶湖で獲れるアユは、あまり大きくならないため、コアユと呼ばれています。
このコアユ、独特の生態を持つアユで、小さいながらも調理法によって絶品の食材となるそうです。
9月5日『多田しげおの気分爽快‼︎』では、このコアユについて滋賀県水産課の太田さんに伺いました。
琵琶湖の名物コアユ。夏は天ぷら、冬は釜揚げで!
琵琶湖といえば外来魚?
琵琶湖といえば1980年代のバス釣りブームで、放流したブラックバスなどの外来魚が増え過ぎて問題になりました。
外来魚は在来生物のエサや在来生物を食べたりして生態系を壊してしまいます。
そこで滋賀県では1985年から、外来魚を捕獲して生態系を守る取り組みをしています。
近年では民間でもイベントとして在来魚駆除の活動が行われています。
滋賀県では釣り上げたブラックバス、ブルーギルのリリースは条例で禁止されています。
釣りスポット近辺には外来魚回収ボックスや回収いけすが設置されていますので、ブラックバスなどは必ずそちらへ。
ちなみに回収された外来魚は魚粉になって、飼料や肥料などに有効利用されています。
外来魚は在来生物のエサや在来生物を食べたりして生態系を壊してしまいます。
そこで滋賀県では1985年から、外来魚を捕獲して生態系を守る取り組みをしています。
近年では民間でもイベントとして在来魚駆除の活動が行われています。
滋賀県では釣り上げたブラックバス、ブルーギルのリリースは条例で禁止されています。
釣りスポット近辺には外来魚回収ボックスや回収いけすが設置されていますので、ブラックバスなどは必ずそちらへ。
ちなみに回収された外来魚は魚粉になって、飼料や肥料などに有効利用されています。
琵琶湖固有種が食べられる
そんな琵琶湖ですが、現在、どんな魚がいるのでしょうか?
「琵琶湖には45種類ぐらいの魚がいます」
コアユ、ビワマス、ニゴロブナ、ホンモロコイサザなどが琵琶湖の代表的な魚だそうです。
また45種類のうち16種類ほどが琵琶湖の固有種で漁獲対象種にもなっているそうです。
「つまり琵琶湖では、琵琶湖にしかいない魚を獲って食べられるわけです」
「琵琶湖には45種類ぐらいの魚がいます」
コアユ、ビワマス、ニゴロブナ、ホンモロコイサザなどが琵琶湖の代表的な魚だそうです。
また45種類のうち16種類ほどが琵琶湖の固有種で漁獲対象種にもなっているそうです。
「つまり琵琶湖では、琵琶湖にしかいない魚を獲って食べられるわけです」
コアユってどんなアユ?
さて、今回のテーマであるコアユについて太田さんに伺います。
「コアユの“コ”は琵琶湖の"湖"という字を思い浮かべられると思いますが、実はコアユの“コ”というのは小さいの"小"と書くんです。漢字では『小鮎』です。
アユと言うと、一般的には塩焼きになった20センチぐらいのものを思い浮かべると思うんですが、コアユは10センチぐらいなんです」
琵琶湖で育ったアユには2種類いるそうです。
川に登って行って普通に大きなアユになるものと、琵琶湖の中にそのまま残るもの。
琵琶湖に残るものは親になっても10センチぐらいにしかなりません。これがコアユです。
コアユのような生態を持っているアユは琵琶湖にしかいないそうです。
「コアユの“コ”は琵琶湖の"湖"という字を思い浮かべられると思いますが、実はコアユの“コ”というのは小さいの"小"と書くんです。漢字では『小鮎』です。
アユと言うと、一般的には塩焼きになった20センチぐらいのものを思い浮かべると思うんですが、コアユは10センチぐらいなんです」
琵琶湖で育ったアユには2種類いるそうです。
川に登って行って普通に大きなアユになるものと、琵琶湖の中にそのまま残るもの。
琵琶湖に残るものは親になっても10センチぐらいにしかなりません。これがコアユです。
コアユのような生態を持っているアユは琵琶湖にしかいないそうです。
コアユの大人の食べ方
「夏場にそういう小さいアユを食べるところは多分日本の中でも、そんなになくて、そういう意味ではコアユは琵琶湖でしか食べられないと言っていいと思ってます」
ちなみに今はもう産卵が始まって禁漁期になっています。
コアユは小さいので、ワタも何も取らずに頭ごとそのまま食べるそうです。佃煮になってお土産屋さんに売っているんだとか。
「食べ方としておいしいのはやっぱり天ぷらですね。天ぷらにすると、そのまま頭ごと食べれますんで。そのほろ苦さがまた、なんとも言えずに美味しいです。ハハハハ」と笑う太田さん。
太田「苦みがねえ、まあ大人の味と言うか、ハハハハハ」
多田「いいですねえ、大人の味」
太田「美味しいですよ。お酒にもとっても合いますしね」
多田「太田さん、かなりイケル方ですか?」
太田「好きですねえ」
滋賀県には約40の酒蔵があり、美味しい地酒がたくさんあります。
天ぷらには?佃煮には?と、料理によってコアユに合うお酒を探すのも楽しそうです。
ちなみに今はもう産卵が始まって禁漁期になっています。
コアユは小さいので、ワタも何も取らずに頭ごとそのまま食べるそうです。佃煮になってお土産屋さんに売っているんだとか。
「食べ方としておいしいのはやっぱり天ぷらですね。天ぷらにすると、そのまま頭ごと食べれますんで。そのほろ苦さがまた、なんとも言えずに美味しいです。ハハハハ」と笑う太田さん。
太田「苦みがねえ、まあ大人の味と言うか、ハハハハハ」
多田「いいですねえ、大人の味」
太田「美味しいですよ。お酒にもとっても合いますしね」
多田「太田さん、かなりイケル方ですか?」
太田「好きですねえ」
滋賀県には約40の酒蔵があり、美味しい地酒がたくさんあります。
天ぷらには?佃煮には?と、料理によってコアユに合うお酒を探すのも楽しそうです。
実は琵琶湖産かも
コアユは漁期が他の河川のアユと違うそうです。
「一番獲れるのは7月ぐらいからなんですけど、冬場も漁をしています。12月ぐらいから漁はあるんですよ。冬に獲れるものを"氷魚(ひうお)"という言い方をします」
氷魚はアユの稚魚です。全国に養殖用のアユとして出荷されます。
実は、私たちが琵琶湖産のアユと知らずに食べているものが結構あるそうです。
「一番獲れるのは7月ぐらいからなんですけど、冬場も漁をしています。12月ぐらいから漁はあるんですよ。冬に獲れるものを"氷魚(ひうお)"という言い方をします」
氷魚はアユの稚魚です。全国に養殖用のアユとして出荷されます。
実は、私たちが琵琶湖産のアユと知らずに食べているものが結構あるそうです。
氷魚は釜揚げで
「氷魚は釜揚げがいいですね。さっと湯通しして、ポン酢しょう油で食べると、それはまた、美味しいですねえ。ハハハハ」と太田さん。
多田「太田さん、笑いが止まらない感じですけども」
太田「思い出すだけで、もう…ハハハハ」
「さっと湯に通して、昆布だしで食べる?」とうろ覚えの多田に、「ポン酢、ポン酢!ポン酢とかゆず酢とか、そういうやつで」と、ここは外せない太田さんです。
氷魚の釜揚げも琵琶湖ならではの味覚。
「琵琶湖は結構、雪が降りますから、雪景色を眺めながら釜揚げと地酒」と多田。
「いいですねえ。他にも琵琶湖はたくさん、いろんな固有種がいますんで、ぜひ食べに来てください」
これだけ嬉しそうな太田さんの話を聴くと、何でもいいから食べに行きたくなる今回の特集でした。
(尾関)
多田「太田さん、笑いが止まらない感じですけども」
太田「思い出すだけで、もう…ハハハハ」
「さっと湯に通して、昆布だしで食べる?」とうろ覚えの多田に、「ポン酢、ポン酢!ポン酢とかゆず酢とか、そういうやつで」と、ここは外せない太田さんです。
氷魚の釜揚げも琵琶湖ならではの味覚。
「琵琶湖は結構、雪が降りますから、雪景色を眺めながら釜揚げと地酒」と多田。
「いいですねえ。他にも琵琶湖はたくさん、いろんな固有種がいますんで、ぜひ食べに来てください」
これだけ嬉しそうな太田さんの話を聴くと、何でもいいから食べに行きたくなる今回の特集でした。
(尾関)
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