多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

30kmが一直線。北海道にある日本一長い直線道路

日本一長い直線の道路は、北海道の美唄市と滝川市の間にある国道12号線の一部でその長さが29.2 kmです。

8月20日『多田しげおの気分爽快‼︎』では、この道路や沿線の人々の生活について、日本一直線道まちづくり研究会の熊谷さんに話を伺いました。

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住んでる人には普通の道

話を聞いた熊谷さんがいるのは、その直線道路のほぼ中央にある空知郡奈井江町。
天気が良い日は、この一直線の30kmの道路が綺麗に真っすぐ見えるそうです。

「真っ直ぐの道を車で走っていると、スピード感覚が変になってきません?」と多田が質問します。

「私は、この町で生まれて育って50年なんですね。生活道路としてほとんど使っておりますので、真っ直ぐだと感じて走っているわけではないんですね。なので、かなりスムーズに走る場所はありますので、気をつけながら走ってる感じですね」と熊谷さん。

当然のことですが、住んでいる人にとっては、生活のための道路なのです。
しかし、走りやすいようで、「メーターを見てドキッとする時もありますが、あまり公にできません」ということでした。

ちなみに標識や道路上に表示されている場合は、60キロが制限速度です。

事故は多いわけではない

この一直線の道路、奈井江町の真ん中を通っています。交通事故についてはどうなのでしょうか?

「何年か前に大きな事故があったんですが、でも、そんなに事故が多発するという感じではないですね」

やっぱり生活道路ですから、そこを通る車はドライブを楽しもうということではないようです。

「流通のトラックも走りますし、通勤で使う方もたくさんいらっしゃると思います」

生活している人より、北海道の道に慣れていない観光客がスピードを出してしまうことが多いかもしれません。
目標物や対向車が少ないとスピードの目安がつきにくくなります。また単調な道が続くとボーっとして眠くなることがあるので、北海道旅行で車を運転する際には気をつけましょう。
 

バイパス開通で日本一に

「こどもの頃、家の前を走ってるこの一直線の道路が日本で一番長い直線道路だ、なんていう意識はありましたか?」と尋ねる多田に、「実は、私が生まれた時は、まだ、ここは日本一の直線道ではなかったようです」と答える熊谷さん。

美唄市と滝川市の間の29.2kmが日本一の直線道路になったのは1990年、平成2年のこと。
国道12号線の滝川バイパスの開通によって27.7kmだったところから29.2kmに伸びて日本一になったそうです。

「他には鉄道の場所で、北海道の室蘭線の沼ノ端・白老間が28.736kmだったんですね。それを抜いて29.2kmとなって日本一になったということです」と調べてくれた熊谷さん。
 

走ってみたい直線道路

熊谷さんがこどもの頃は、道は真っすぐなのが当たり前と思っていたそうです。
しかし観光客にとっては当たり前ではありません。日本一の直線道路というのは走っててわかるものなんでしょうか?

「美唄と滝川間、その最初と最後、そこの道路脇に7~8メートル ぐらいの『日本一長い道ですよ』っていう看板が建ってます。いま私がいる奈井江町の道の駅にも『ここが中間地点ですよ』って言うお知らせの看板が建っています」と言う熊谷さんでした。

北海道の広さを感じられる29.2kmの直線道路、一度は走ってみたいものです。
(尾関)
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2018年08月20日07時40分~抜粋

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