多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

小豆島にある「妖怪美術館」は、迷路の町ごと楽しめる

『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』「博物館の看板娘」のコーナーでは全国の博物館を紹介しています。

8月15日に紹介したのは、瀬戸内海に浮かぶ香川県の小豆島にある「妖怪美術館」。
妖怪画家の柳生忠平さんが小豆島の生まれで、この柳生さんが館長を務めています。
広報の野村充史さんに電話で伺いました。

[この番組の画像一覧を見る]

迷路の街の「妖怪美術館」

小豆島の土庄町(とのしょうちょう)は細い迷路が入り組んでいる街です。
現在は観光客でにぎわっていて、迷路のような町並みを歩くのがちょっとブームになっているそうです。

野村さん「細い路地が入り組んでいて、三差路が60カ所以上あるので、1本間違うと変なところに出て、それがまた面白いという街です」

今回紹介する「妖怪美術館」は、その迷路の街に点在する、蔵や古民家を改装した4つの会場に分かれていて、約100点の妖怪が展示されています。
どんな妖怪が展示されているのでしょう?

野村さん「実は妖怪造形大賞というコンテストをやっていて、造形作品を自由な発想で応募してもらい、その作品をすべてこちらに収蔵し、選抜した作品を展示しています」

社会の窓が開いている!?

野村さん「身近な不思議な現象ってありますよね。例えば、ズボンのチャックがいつの間にか開いている。閉めたはずなのに。
誰しもあると思いますが、それは『妖怪チャックおろし』というのがいて、それの仕業だという作品があります。とてもかわいらしい作品です」

妖怪は怖いものと思われがちですが、いたずらするようなお茶目な性格のものもいいるそうです。

野村さん「小豆島はソーメンが有名ですが、妖怪のカッパの頭の部分におもちゃの流しソーメンの装置を取り付けて、カッパの造形物を作った方がいます。造詣的にも芸術的でありながら、頭に流しソーメンの装置がついていて、小豆島のことを思って妖怪とかけあわせて作ってくれたと、感動しました」

4つの美術館めぐり

多田「美術館が4ヵ所に分かれているので、ひとつを出て次に行くとき、町角から妖怪が出てくるんじゃないか、という気持ちになってくれればいいですね」

野村さん「そういうことも含めて、妖怪が世界一生まれる島、街を標ぼうして、こういった活動をしています。
怖い雰囲気を想像してしまいますが、そこの角を曲がったら、誰かいそうとか、何か後ろに気配がするということがあると思います。細い路地が入り組んでいるからこそ、そんな雰囲気も感じやすい街だと思います」

多田は「それを明るい気持ちで楽しんでくださいということですね」とまとめました。

4つの美術館の中だけでなく、街全体に妖怪の気配が感じられそうですね。
(みず)
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
この記事をで聴く

2018年08月15日08時17分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報