多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

和歌山にいる「ジェントルパンダ」がすごい!

7月23日、和歌山県の白浜アドベンチャーワールドにいるメスのジャイアントパンダ・良浜(ラウヒン)に妊娠の兆候がみられるため、公開を休止することが発表されました。
これがもし東京の上野動物園なら、メディアがこぞってお祭り騒ぎになっていたでしょう。しかし今回は至って静かなものです。

26日放送の『多田しげおの気分爽快!!朝からP・O・N』では、和歌山県の白浜アドベンチャーワールドにいる「ジャイアントパンダ」について取り上げました。

実績は15頭!

実はこのアドベンチャーワールド、ジャイアントパンダ(以下、パンダと記述)の出産に関しては、上野動物園を遥かに凌ぐ高いスキルを持ち合わせています。
当施設は1994年からパンダの飼育を始めていまずが、これまで何と15頭(!)も赤ちゃんが誕生しているのです。

アドベンチャーワールドのパンダ飼育スタッフの1人、中谷有伽さんに電話に出て頂き、詳しい話を伺っていきます。聞き手はパーソナリティの多田しげおです。

まずは今年の異様な暑さの中、パンダは大丈夫でしょうか?

中谷さん「パンダは元々、暑さに強い動物ではないので、夏はクーラーの効いた涼しい部屋で過ごしております」

当然きっちり環境は整えているようで、ひと安心ですね。
では当の良浜について。これまでにも何頭も産んでいるんですか?

中谷さん「はい、良浜は今までに5回の出産で8頭のパンダを産んでいます」

ということは、15頭のうち半分以上は良浜が産んでいる訳ですね。かなりの子だくさんママです。

「浜家」を作り出す

現在、アドベンチャーワールドには5頭のパンダが在籍しています。
ご存知の方も多いと思われますが、日本国内で飼育されているパンダは全て中国から借り入れているため、ある程度成長したら中国に返さなければなりません。

そのため、ここで15頭生まれても結局今は5頭のみということになるのですが、それでも5頭は国内最多です。
他の施設では、上野動物園が3頭、神戸市立王子動物園が1頭となっています。

なぜアドベンチャーワールドにこれだけ多くのパンダがいるのかというと、「中国にあるパンダの研究施設の日本支部」という形になっているから。

中谷さん「ここで生まれて成長したパンダは、中国四川省の、『成都大熊猫繁育(せいと・ジャイアントパンダ・はんいく)研究基地』に旅立ちます」

ただ借りるだけでなく、パンダについて共同研究をしているので、繋がりが深いのです。
その繋がりの深さを表すものとして、パンダの名前が挙げられます。

アドベンチャーワールドで生まれたパンダには全員“浜”の字が付けられています。もちろんこれは白浜から取られているのですが、中国でも「浜家(はまけ)」として親しまれているんだそうです。一族として認められているんですね。

何というイケメン

さて、なぜにアドベンチャーワールドではこんなに出産が多いのでしょう?それはまず、「繁殖能力の高いパンダが揃っていたから」という理由が大きいようです。

8頭を産んだ良浜。そして、その良浜の母親である梅梅(メイメイ)は、良浜を含めて7頭出産しました。つまり全15頭です。とても子育て上手な母娘だと言えましょう。

そして、特筆すべきは父親。アドベンチャーワールドで生まれたパンダ(良浜を除く14頭)の父親は、永明(えいめい)という名のオスなのです。これは相当なモテッぷりです。

中谷さん「永明はメスのことをすごくよく見ているのか、メスの発情に敏感に反応したり、交配の際も強引には行かず、メスに嫌がられないことが多いです」

これは何というイケメン。何という紳士。もはや“ジェントルパンダ”です。世の人間の男性も見習うべきではないでしょうか。
ちなみに、永明の年齢は今年で26歳。人間に換算すると80歳を超えるんだとか。パンダの寿命は約20年ということで、とんでもない生命力です。

もちろん、出産が多い理由として「美味しい竹が手に入りやすい」「空気も水もキレイ」という白浜の自然豊かな環境が、パンダに適していたのではないかということもあります。

上野もいいけど、白浜もね!

上野動物園でシャンシャンを見るのも良いですが、アドベンチャーワールドならそんなに混雑もしませんし、長い待ち時間に悩まされることもありません。

夏期は夜間営業を行っていて、午後8時30分まで観覧できるそうですし、良浜が無事に出産するとしたら8月中旬~下旬になるのではないかと予想されています。

パンダを見るなら和歌山・白浜が、これからのトレンドかもしれませんね。
(岡戸孝宏)
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
この記事をで聴く

2018年07月26日07時20分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報