宮崎県日南市にあるJR九州日南線の油津駅は、プロ野球、広島カープのキャンプ地の最寄り駅です。
この油津駅が、あることによってプロ野球ファンから注目を集めています。
7月16日『多田しげおの気分爽快‼︎』では「日本一のカープ駅をつくる会」事務局の田鹿倫基さんに伺いました。
広島カープの好調の秘密、宮崎県の駅にあった!?
白から赤へ
油津駅は真っ白な駅舎でしたが、今年の2月、地元の日南市油津のカープファンの皆さんによって真っ赤に塗りあげられ、愛称も「カープ油津駅」になりました。
元の油津駅は駅舎の上に"JR油津駅"と書いてありましたが、リニューアル後は広島カープのロゴ"Carp"の方が大きく書かれ、横に小さく"油津"とあります。
駅舎の壁にはカープのマスコット、バットを持った「カープ坊や」も描かれています。
ずいぶん思い切ったリニューアルです。
元の油津駅は駅舎の上に"JR油津駅"と書いてありましたが、リニューアル後は広島カープのロゴ"Carp"の方が大きく書かれ、横に小さく"油津"とあります。
駅舎の壁にはカープのマスコット、バットを持った「カープ坊や」も描かれています。
ずいぶん思い切ったリニューアルです。
責任感の強い油津のファン
田鹿さん「やっぱり56年間、ずっと油津でキャンプをしていただいているので。まあ九州なのでソフトバンクホークスのファンも多いんですけれども、この日南市油津エリアに限って言うと、ほぼほぼカープファンということですね」
今年の2月のリニューアルは、どうして行われたのでしょう?
「最近、広島カープの調子が良くて、2年連続リーグ優勝しているんですけれども、去年は目指せ日本一ということだったんですが、クライマックスシリーズでDeNAに敗れてしまいまして…」
と、つらそうに語る田鹿さん、言葉を振り絞ります。
「それは、やっぱりキャンプ地の我々の応援が足りないからなんじゃないかと…。責任をとりまして駅を赤く塗りました」
今年の2月のリニューアルは、どうして行われたのでしょう?
「最近、広島カープの調子が良くて、2年連続リーグ優勝しているんですけれども、去年は目指せ日本一ということだったんですが、クライマックスシリーズでDeNAに敗れてしまいまして…」
と、つらそうに語る田鹿さん、言葉を振り絞ります。
「それは、やっぱりキャンプ地の我々の応援が足りないからなんじゃないかと…。責任をとりまして駅を赤く塗りました」
JR九州に直談判
「地元のカープファンの皆さんが、酒飲んで盛り上がってる時に、駅を真っ赤にしちゃえと、そんな風に始まったと思うんですけども」との多田の推測に、「おっしゃる通りでございます」と答える田鹿さん。
多田「田鹿さん、JRの駅は勝手に塗っちゃいけないですよね?
田鹿さん「酔いが覚めた時に気づきましたね」
早速、JR九州に話を持ち込んだカープファンの皆さん。その時のJR九州の反応は?
田鹿さん「ダメもとでお願いに行ったら、なんか面白そうですね、とおっしゃっていただいて」
鉄道マニアでもある多田は「さすがJR九州!何か楽しいことやろうという鉄道会社です」と絶賛。
しかし、一方でJR九州としては福岡ソフトバンクホークスを応援していると思われますが…
田鹿さん「JR九州は地域に根差した鉄道会社さん。キャンプ地である日南油津の人たちが自主的に、提案した企画ということで、その意気込みを応援していただいたというような形ですね」
多田「田鹿さん、JRの駅は勝手に塗っちゃいけないですよね?
田鹿さん「酔いが覚めた時に気づきましたね」
早速、JR九州に話を持ち込んだカープファンの皆さん。その時のJR九州の反応は?
田鹿さん「ダメもとでお願いに行ったら、なんか面白そうですね、とおっしゃっていただいて」
鉄道マニアでもある多田は「さすがJR九州!何か楽しいことやろうという鉄道会社です」と絶賛。
しかし、一方でJR九州としては福岡ソフトバンクホークスを応援していると思われますが…
田鹿さん「JR九州は地域に根差した鉄道会社さん。キャンプ地である日南油津の人たちが自主的に、提案した企画ということで、その意気込みを応援していただいたというような形ですね」
思いを込めた塗り替え
塗り替えの費用はどうしたのでしょう?
田鹿さん「当初は募金活動をしながらペンキ代を稼ごうと思ってたんですけども、なんと、その塗り替え費用をJR九州さんが出してくれまして。非常に太っ腹で粋な鉄道会社さんです」
実際に塗ったのは地元の人たちだそうです。
しかも塗る前に、白い駅舎一面に、思いを込めたメッセージを書いたんだそうです。
田鹿さん「来年こそは日本一とか、誰々ホームラン王とか、個人的に彼女ができますようにとか、いろんな思いが駅舎に書かれました。その上から赤いペンキを、市民とファンの皆さんで塗っていきました」
地元の中学校の野球部も参加したということで、プロへの夢も込められているかもしれません。
メッセージを書いたのも塗ったのも1日間という作業、油津の街はかなり盛り上がったそうです。
田鹿さん「当初は募金活動をしながらペンキ代を稼ごうと思ってたんですけども、なんと、その塗り替え費用をJR九州さんが出してくれまして。非常に太っ腹で粋な鉄道会社さんです」
実際に塗ったのは地元の人たちだそうです。
しかも塗る前に、白い駅舎一面に、思いを込めたメッセージを書いたんだそうです。
田鹿さん「来年こそは日本一とか、誰々ホームラン王とか、個人的に彼女ができますようにとか、いろんな思いが駅舎に書かれました。その上から赤いペンキを、市民とファンの皆さんで塗っていきました」
地元の中学校の野球部も参加したということで、プロへの夢も込められているかもしれません。
メッセージを書いたのも塗ったのも1日間という作業、油津の街はかなり盛り上がったそうです。
今年こそ?
今年の2月4日に真っ赤な「カープ油津駅」になり、その甲斐もあってか、現在、広島はセ・リーグでは1チームだけ貯金ありのダントツです。
田鹿さん「おかげさまで…」
多田「このまま行きそうですか?」
田鹿さん「このまま行ってほしいとは思ってるんですが、やっぱりクライマックスシリーズまでは気を抜かずに行きたいなと思います」
多田「去年もダントツ1位だったのがね」
田鹿さん「そうなんです…」
多田「嫌なことを思い出させてしまいましたね」
早々に話題を変える多田しげおでした。
田鹿さん「おかげさまで…」
多田「このまま行きそうですか?」
田鹿さん「このまま行ってほしいとは思ってるんですが、やっぱりクライマックスシリーズまでは気を抜かずに行きたいなと思います」
多田「去年もダントツ1位だったのがね」
田鹿さん「そうなんです…」
多田「嫌なことを思い出させてしまいましたね」
早々に話題を変える多田しげおでした。
乗降客も増えました
続いて話題は旅客駅としての油津駅について。
普段はどれくらいの方が乗り降りする駅なんですか?
田鹿さん「普段は地元の高校生の通学とか、あとはお年寄りの地域の足として、1日に400人とか500人とか。満員電車になることはないですね」
駅を真っ赤にしてから乗降客は確実に増えており、特にキャンプ期間中はカープファンが駅の前で記念撮影をする光景がよく見られたそうです。JR九州もペンキ代を出した甲斐がありました。
田鹿さん「我々としては、ちょっとでもJR九州さんにお返しができればなと思っております」
油津の皆さんの願いがこもった、この赤い駅。ご利益もありそうです。今年こそ、クライマックスシリーズでは?
「負けないように頑張りたいと思います」と力強く言う田鹿さんでした。
カープの調子の良さは熱いファンのおかげです。
ドラゴンズファンも見習ってCBC社屋を青く塗り替えますか?
(尾関)
普段はどれくらいの方が乗り降りする駅なんですか?
田鹿さん「普段は地元の高校生の通学とか、あとはお年寄りの地域の足として、1日に400人とか500人とか。満員電車になることはないですね」
駅を真っ赤にしてから乗降客は確実に増えており、特にキャンプ期間中はカープファンが駅の前で記念撮影をする光景がよく見られたそうです。JR九州もペンキ代を出した甲斐がありました。
田鹿さん「我々としては、ちょっとでもJR九州さんにお返しができればなと思っております」
油津の皆さんの願いがこもった、この赤い駅。ご利益もありそうです。今年こそ、クライマックスシリーズでは?
「負けないように頑張りたいと思います」と力強く言う田鹿さんでした。
カープの調子の良さは熱いファンのおかげです。
ドラゴンズファンも見習ってCBC社屋を青く塗り替えますか?
(尾関)
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