東海地方の梅雨明けはいったいいつなのか?

多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N / Chubuネタ

6月29日に関東地方では1951年(昭和26年)以降、最も早い梅雨明けとなりました。
一方で東海地方にはまだ梅雨明けの兆しがありません。

7月4日『多田しげおの気分爽快』では気象予報士の沢朋宏アナウンサーが出演。
以前「1日の日曜日が梅雨明け」と予想していた沢アナですが…。

台風7号の行方

4日の東海地方は、台風7号が直撃はしていないものの、その影響で大雨でした。

「今後、台風7号は、日本海を弱まりつつ北東に進んで、やがて温帯低気圧になるだろう。で、暴風域はなくなっていくようです」と今後の見通しを語る多田。

「その言い方、ちょっと変えていいですか?」と沢アナが訂正します。

沢「台風自体は弱まりつつあるんですけど、やがて今日明日のうちに、温帯低気圧に変わった後で、再発達する恐れなんです」

多田「また台風になるの?」
沢「台風にはなりません。なぜかと言うと台風の定義は、熱帯低気圧。温かい空気だけでできてるものを台風と呼ぶので」

台風の仕組み

台風は温帯低気圧に変わったら、弱くなってフェードアウトしていくというイメージですが、今回のように強くなることもあるそうです。

温かい空気というのは上の方にウワーっと上がります。ウワーっと上がる力によって、周りからの空気を吸い込んで風を起こします。
上に行った空気は当然、冷たく冷やされて、雨になって落ちてきます。だから大雨になります。これが台風なのです。

再発達する仕組み

台風が北の方に行って温帯低気圧に変わるとこうなります。
温かい空気だけでも、元々上昇しやすいところに、北の方で冷たい空気が入ってきます。冷たい空気がもともとあった温かい空気をウワーっと持ち上げる形になります。

ウワーっと上がる力によって、周りからの空気を吸い込んで…と後は台風と同じです。これが台風が温帯低気圧になった後、再発達するというメカニズムです。

週末までは大雨?

この日は大雨。天気予報のコーナーでも雨量で200ミリ、300ミリという数字が出て来ました。これは、どれほどの雨なんでしょう?

「これが何時間後に200、300というのがポイントになっています。
一日において200ミリを超える雨というのは、10年、20年に1回ぐらいの雨で、それをだいたい大雨警報などの基準にしてるんです」

この段階で警報は出ていませんが、この先200から300ミリの雨が降るということは、ひょっとすると避難を考えなければいけないぐらいの雨が降るということだそうです。

「今日から明日、明日木曜日ですよね。あさって金曜日、明々後日、土曜日ぐらいまでは、こういう大雨がいつどこで降ってもおかしくないという状況が続きそうです」と沢アナ。

台風去ってまた台風?

「今後の大雨の間接的に台風の影響です」と沢さん。台風が近づく時には、台風の渦巻きで南風がグワーッと入ってきます。よって湿った空気で雨が降ります。台風は渦巻きですから、通過すると、今度は、南ではなくて北風になります。

北風が吹いてくると、冷たい空気を日本列島に押し込んできます。その結果、何が起きるかというと、南からは暖かい空気が押し寄せてくる、台風のせいで北からは冷たい空気もやってくる、それが丁度ぶつかるのが日本列島の真上です。

「つまり、梅雨前線が再び出来上がってしまう、ということが、今日明日あさってのうちに起きてしまいそうです」

さらにもう一つ台風が出来そうです。南の海上に怪しい雲の塊があり、気象庁も要警戒リストに加えました。24時間以内に台風になるかもしれません。それが、また、同じようなパターンで来るかもしれません。
というわけで、梅雨明けはかなり先になりそうです。

梅雨明けを発表する意味

梅雨明けの発表は、この時期に一回発表して、9月にもう1回発表します。

「9月は見直しじゃないかと言われますが、私の独断の言い方ですが、9月に発表する梅雨明けは、実際にデータを基にした、科学的な裏付けを伴う言い方。

この時期に発表する梅雨明けは、科学というより社会学に近いのかなと思います。すなわち、梅雨明けと発表することによって、人々の行動にどう影響するかを見てるような気がするんですよ」

持論を展開する沢アナです。

なるほど沢説

「なので、関東においては、6月29日に梅雨明けと言ってしまった方が、後々にもう1回雨が降ったとしても、熱中症への厳重警戒が呼びかけられる」

実際に関東では最高気温37度の日が続きました。

「逆に東海はなぜ言わないのか?
先週の日曜日も晴れて暑いのに、なんで言わないのかと言うと、この間ありましたあの岐阜の大雨、ああいうのも含めて、まだ大雨の警戒を緩めるわけにはいかん、というモードにあるんじゃないかと思います」
 

北側に山がある町は注意

「先ほど言いました、もう一個できるかもしれないという台風、あれの進路がはっきりするまでは、梅雨明けの発表はしばらくおあずけ。来週水、木曜あたりまでは続くかも」

こう続ける沢アナ。どうやら来週一杯ぐらいまでは、梅雨のお天気が続きそうです。

「あとは台風次第でどうなるか、というところですね。今日から数日間の間は、特に北側に山を背負ってるエリアの方は注意してください」

こういうエリアは南風を受けて、雨雲が急発達しやすいんだそうです。
具体的な地名で言うと、愛知県では東から豊橋市から豊川市の辺り。岡崎市から豊田市の辺り。もう少し北に行って瀬戸市や犬山市。岐阜県は各務原市以北が要注意です。

気象予報士はつらいよ

「じゃあ平野部は安心なのかというと、平野は平野で、どこに雨が降るかわからないと言うエリアですから。ちょっと、この数日間は雨に敏感になっててください」

「気象予報士として当然のことなんでしょうけども、言ってることが先週とえらい違いませんか?」と多田。

「科学の世界は毎日データが出てきます。今日の段階での予想で明日になったら、また言うこと変わるかもしれない。ごめんなさい。これが天気予報です」

最新のデータによってころころ変わるかもしれないと念を押す沢アナでした。
(尾関)
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2018年07月04日07時21分~抜粋

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