多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

叩いてつねる天下の奇祭!魚沼市の「しねり弁天たたき地蔵」

6月28日『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』の「週末行っとこ」のコーナーは、この週末、30日土曜に新潟県魚沼市で行われるお祭り「しねり弁天たたき地蔵」を取り上げました。

男性は女性をしねる、女性は男子をたたくというお祭りです。
「しねる」とは魚沼の方言で「つねる」ことだそう。祭り実行委員長の田端晃さんに多田が伺いました。

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しねりタイム

男性が女性をつねり、女性が男性をたたくという、不思議な祭りです。具体的にどうつねったりたたいたりするのでしょう?

田端さん「男性が女性の腕を優しくつねります。いつつねってもたたいてもいいですが、お祭りではなかなか恥ずかしがってやりませんので、『弁天踊り』というものをやりまして、終わったあとに『ひねりタイム』というのがあって、私が『行くぞー!』という掛け声であおって、みなさんが女性をしねっていきます」

多田「『しねりタイム』があるわけですか。で、掛け声のもとにみんなでつねる」
田端さん「男性が女性の前から優しくつねります。そのあと、お返しに女性が肩や背中をたたきます。
それによって、子孫繁栄、子宝祈願、家内安全、五穀豊穣、商売繁盛にご利益があるとされています」

子孫繁栄のお祭りということは、たたいたつねったは、現在で言うナンパのはしりということでしょうか?

田端さん「このお祭りは出会いの祭りです。男性と女性が出会い、カップルになってもらって、こどもが生まれるという願いを込めたお祭りです」

多田の「実際これでカップル誕生はあるのですか?」の質問に、タバタさんは「…なかなかそういう話は聞かないですね」と苦笑。

たたいてつねって、ご神体がしめ縄に…

田端さんによれば、この祭り、過去にいったん終了しているとか。

41年前に小出商工会青年部が設立され、当時のメンバーが町おこしのために子宝祈願の意味も込めて作ったのが、男性のシンボルをかたどったご神体を作りました。

田端さん「その大きさ2.3m、胴回り1.8m、重さ500kgです」
多田「それが登場するんですか!?」
田端さん「そこに新婚カップルがまたがって、みんなで引っ張りあい、金精様の婿入りがクライマックスです。大しめ縄を女性のシンボルに見立てて、弁天堂を女性と見立てて行います」

祭りは婚活パーティー?

男女が出会いのためにたたいたりつねったりというところから、シンボルを模したご神体としめ縄が登場し、意外なクライマックスへ。
いや、意外というよりもこれが自然の摂理なのですが…朝の情報番組ということもあって、ちょっと困った様子の多田。

確かに、お祭りのホームページを見ると、「しねって たたいて あなたもご利益」のコピーとともに、男性のシンボルをかたどったご神体にまたがった、お子さんとご夫婦の屈託ない笑顔の写真を見ることができます。

多田「これを大らかにやるのがいいところですかね。新婚カップルは恥ずかしがるでしょう」
田端さんは「年に一度のことですから、何とか乗ってくれや、ということで」と、正直です。

ここまで演出されていれば、地元のカップルが誕生して欲しいところ。

多田「よその地域の人が行って、『しねりタイム』に参加してもいいんですか?」
田端さん「はい、もともとそういう祭りですので、しねって、たたいて、出会いの場にしていただきたいです」

町には露天も並び、人々はこの祭り独特の化粧をして「ご神体」とともに練り歩くという「しねり弁天、たたき地蔵」祭りの紹介でした。
(みず)
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2018年06月28日08時18分~抜粋

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