6月12日放送『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』の旬の食材の話題を取り上げる「旬食」です。そろそろ、とうもろこしの美味しい季節です。夏のイメージがありますが、全国で作られており、南の産地のものはすでに出回っているとか。
とうもろこしの選び方、保存方法、おすすめの調理法などを、名古屋市中央卸売市場の名古屋青果株式会社の久野さんに電話で伺いました。
産地
多田「とうもろこしはイメージとして夏の野菜という気がします。すぐ思いつく産地は北海道ですが、実際はどうですか」
久野さん「市場に入荷が始まるのは3月からです。
とうもろこしは、沖縄、宮崎、徳島、愛知、茨城、長野、北海道と産地を南からリレーして、9月末頃まで楽しめる夏の味覚です。
今は、徳島県産がピークを過ぎ、地元愛知県産が増えてきています。来週末からピークを迎えるところです」
日本では南から北までとうもろこしを作っているのですね。
意外と多い種類
多田「甘いとうもろこしが増えていますが、どんな種類がありますか」
久野さん「大きく分けると三種類あります。実の色が黄色い一色のイエロー種、白色のホワイト種、黄色と白の二色からなるバイカラー種です。
イエロー種の中の代表的な品種はサニーショコラ、ゴールドラッシュ、ホワイト種はホワイトショコラ、ピュアホワイト、バイカラー種は甘々娘、ゆめのコーン。どの品種も生で食べられるほど、実がやわらかくて大変甘いです」
スーパーでも、黄色一色だけでなく、ホワイト種、バイカラー種もよく見かけるようになりました。
保存はチルドで!
多田「店頭での見分け方はどういうところを見ればいいんですか?」
久野さん「皮の色が鮮やかな緑色で、ひげが茶色のものを選んでください」
多田「1日2日、置いておかないといけない時の保存方法は?」
久野さん「皮をむくと鮮度が落ちるので、皮つきのまま密閉袋かラップに包み、冷蔵庫へ。できればチルド室に保存してください」
冷蔵庫、しかもチルドで保存というのはご存知なかった方も多いのでは?
茹で方
多田「茹で方はどうすればいいですか?」
久野さん「水から入れて、沸騰後3分です。
熱湯から入れるより、水から入れた方が実がふっくらします。
今の品種はたいへん甘いので、塩は入れなくてもおいしく食べられます。
また、簡単で早いので電子レンジでチンしてもいいです」
とうもろこしご飯
多田「おすすめのメニューはありますか?」
久野さん「とうもろこしご飯です。
・皮をむいて生のまま実を包丁で削ぎ落とします。
・米を洗って、通常の分量の水を入れます。
・米の上にとうもろこしの実と芯を乗せて炊きます。
芯には甘味がありますから、一緒に炊くとよりおいしくなります。
炊く前に塩やしょうゆを入れてもおいしいですし、炊き上がったらバターを加えてまぜても大変おいしいです」
芯を入れて炊くのがポイントですね。食べる時にのぞいて下さい。
多田は「うまそう!とうもろこしとバター、絶対合いますものね」と太鼓判を押しました。
バターがじんわりと、とうもろこしご飯に溶けていくのがたまりません。ぜひお試しください!
(みず)
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2018年06月12日08時20分~抜粋