多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

プロに聞く!おいしいさくらんぼの選び方

6/5放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N 』、旬の食材を紹介する「旬食」のコーナーでは、「赤い宝石」ともいわれる、さくらんぼを取り上げました。

見た目にもかわいらしく、ジューシな味わいが人気のさくらんぼ。

さくらんぼにまつわるお話、おいしいさくらんぼの見分け方などについて、名古屋市中央卸売市場・丸協青果株式会社の大島さんに電話でお話を伺いました。

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“アメチェ”と“ヤマチェ”?

さくらんぼの生産量日本一は山形県で、全体の8割弱のシェアを占めています。
2位以下は北海道、山梨・青森が年によって入れ替わるということです。

さくらんぼの原産は意外にもトルコで、今でも全世界の3割はトルコ産なんだとか。

トルコのサクランボはヨーロッパへ出荷しているため、日本ではあまりなじみがないということだそうです。

「日本へは有名な“アメチェ”ですね」

大島さんから“アメチェ”という、耳慣れない言葉が飛び出してきました。

「すいません、業界ではアメチェっていうんですか?」「かっこいいなぁ」と思わず反応する多田しげおと桐生順子。

「アメチェ」とは、アメリカンチェリーの略称で、世界2位のシェアを占めているとのこと。

「日本はやっぱり“ヤマチェ”(山形のチェリー)ですね」と、早速乗っかる多田。

王者「佐藤錦」

山形のさくらんぼと言えば「佐藤錦」。
これは、山形で改良・開発された種であるんだそう。

「明治時代に入ってきて、大正時代に佐藤錦が新しく品種改良によって生まれましたね」と大島さん。

多田「すっぱいんだけど、甘いっていうのが何とも言えない味ですよね」
大島「甘味と酸味のバランスですよね」

「今年は冬が寒くて休眠がじっくり取れましたので。春も、ソメイヨシノも早かったように、さくらんぼの花も早く咲いておりましたので、豊作型で早く出荷されるだろうという見込みですね」

大島さんから、うれしい報告を聞くことができました。

今年は、今月の10日~15日にかけてがピークとなるそうです。

黄色いさくらんぼ…ではなく

「佐藤錦ね、こっちのパックにしようかな?どのあたりで見極めればいいんですか?」と質問する多田。

大島「やっぱり見た感じは赤いものですね。昔、『黄色いさくらんぼ』っていう歌がありましたけれども」
桐生「ウフフ」
多田「ちょっと違う意味でしたね、あれはね」

大島「黄色いものよりは赤いもの。あとは光沢があるといいますかね」
多田「ピカッと光ってるもの」

大島「“うるみ果”って業界用語で言うんですけど、過熟気味のものはなるべく避けていただきたいですね」
多田「光沢があるっていうのはね、プリっとしてるっていうことですわね」

大島「ハリがあるといいますか」
多田「決して黄色い方ではなく」
桐生「フフッ」
多田「ハリがあって光沢があって」

『黄色いさくらんぼ』が頭から離れない多田。

雨よ降らないで

大島「並んでいるものについては軸が見えないんですけれども、パックに入っているものは軸が見えますので。軸がやっぱり太くて、緑色をしているものですね」

多田「黒ずんできているものは古いということですか」

大島「やっぱり古いと思いますので、その辺はじっくり見ていただきたいと思いますね」

おいしいさくらんぼは、赤く・光沢があって・軸が緑のものということでした。

「佐藤錦ね、どうしても高いなと思うんですけど。今年は豊作っていうことは、ちょっと値段は安くなると思っていいですか?」

期待を込めて尋ねる多田。

「可能性はありますね。さくらんぼっていうのは、いま豊作だと申しましても梅雨に入って雨が降りますと、不作になる可能性があるんです。雨が降りますと、さくらんぼっていうのは実割れするんです」

さくらんぼにとって、雨は大敵であるんだそう。

「山形東根あたりね、雨降らんようにしてほしいですね」

切実な願いを述べる多田でした。

これから店頭で目にすることも多くなるさくらんぼ。
大島さんのアドバイスを意識して、おいしいさくらんぼを選びたいですね。
(minto)
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2018年06月05日08時16分~抜粋

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