5月2日『多田しげおの気分爽快！！』では鳥取市福部町にある鳥取砂丘 砂の美術館を紹介しました。
世界でも珍しい砂の美術館では、期間限定で「砂で世界旅行・北欧編 ～美しい大自然と幻想的な物語の世界へ～」と題した砂像（砂の彫刻）が展示されているとのこと。
お話を伺ったのは、砂の美術館学芸員の平山千絵さん、聞き手は多田しげおです。
砂の美術館とは？
砂の美術館は、鳥取砂丘から道路を隔てたところに2006年にオープンした、砂で作った彫刻作品を展示する世界初の美術館です。
「砂で世界旅行」が基本コンセプトで、毎回、世界中のいろんなものをモチーフに展示が行われています。今回で第11期目の展示「砂で世界旅行・北欧編」。
砂像は館内の他、屋外にも展示されているそうです。
ここで気になるのは雨。崩れたりしないのでしょうか？
平山さん「屋外では、今年は一作品展示を行なっております。弱い雨の時でも見れるようにテントがしてありますので大丈夫です」
小雨程度なら大きな影響はないそうですが、横殴りの強い雨の時は、あらかじめ砂像を保護するためにシートをかけるので見ることはできないそうです。
砂で世界旅行が基本コンセプトで展示期間は春から冬の手前まで。冬の間は展示を止めて、次の展示に向けて新しい彫刻作品、砂像を作っているそうです。
平山さん「今回は4月1日まで制作を行っておりまして、展示中の作品はまだできたてほやほやの作品です」
「砂で世界旅行」が基本コンセプトで、毎回、世界中のいろんなものをモチーフに展示が行われています。今回で第11期目の展示「砂で世界旅行・北欧編」。
砂像は館内の他、屋外にも展示されているそうです。
ここで気になるのは雨。崩れたりしないのでしょうか？
平山さん「屋外では、今年は一作品展示を行なっております。弱い雨の時でも見れるようにテントがしてありますので大丈夫です」
小雨程度なら大きな影響はないそうですが、横殴りの強い雨の時は、あらかじめ砂像を保護するためにシートをかけるので見ることはできないそうです。
砂で世界旅行が基本コンセプトで展示期間は春から冬の手前まで。冬の間は展示を止めて、次の展示に向けて新しい彫刻作品、砂像を作っているそうです。
平山さん「今回は4月1日まで制作を行っておりまして、展示中の作品はまだできたてほやほやの作品です」
北欧神話を巨大な砂像で再現
今年で日本とスウェーデンの外交が樹立されて150周年。
そこで今回は、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、デンマーク、アイスランドの5カ国の歴史や文化を紹介した砂像が展示されているそうです。
どんな砂像があるんでしょう？
平山さん「フィヨルドなどの大自然の中で産まれた北欧神話。例えばゲームや映画で、勇者がドラゴンを退治するそんなファンタジーの世界です。またアンデルセンの童話など、そういったものから構成しています。一番大きなメイン砂像はフィヨルドの風景です」
フィヨルドとは、氷河によって浸食されて生まれた複雑な入り江です。
この氷河が削り出したU字の谷も、砂によって表現されています。
そこで今回は、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、デンマーク、アイスランドの5カ国の歴史や文化を紹介した砂像が展示されているそうです。
どんな砂像があるんでしょう？
平山さん「フィヨルドなどの大自然の中で産まれた北欧神話。例えばゲームや映画で、勇者がドラゴンを退治するそんなファンタジーの世界です。またアンデルセンの童話など、そういったものから構成しています。一番大きなメイン砂像はフィヨルドの風景です」
フィヨルドとは、氷河によって浸食されて生まれた複雑な入り江です。
この氷河が削り出したU字の谷も、砂によって表現されています。
砂の彫刻はこうやって作られる
驚くのはこの大きさ。平山さんによれば、フィヨルドを再現するために最大幅24メートル、 高さ10メートルの砂像が作られたのだそうです。
「そういった砂像はどうやって作って…どうやって、それ…砂なんですよね？砂だから、え？どうやって、砂で作っていくんですか？」
予想外の大きさに、一瞬パニック状態の多田。
「砂で作ると言うと、どんどん崩れていくんじゃないかと心配されるんですけども、当館で展示しているのは砂の彫刻です」と平山さん。
彫刻は木や石の塊を掘って、削って作られます。砂の彫刻も同じ。
ですが、砂の塊は自然界にはありません。そこで人工的に圧縮をして大きな砂の塊を作っているのです。
木の枠の中に砂を詰め、道路工事などで使われる転圧機を使い、職人が大きな砂の塊を作りあげていきます。砂像はこれを削り出して作られるのです。
平山さん「何もないところに盛りつけて作っていくのではなくて、大きな塊を作ってから、削り出していくのが砂の彫刻なんですね」
多田「なるほど。ですから砂像というよりも、砂の彫刻と言う言い方をするんですね。それは作るのに時間がかかります。ひと冬、充分かかりますね」
「そういった砂像はどうやって作って…どうやって、それ…砂なんですよね？砂だから、え？どうやって、砂で作っていくんですか？」
予想外の大きさに、一瞬パニック状態の多田。
「砂で作ると言うと、どんどん崩れていくんじゃないかと心配されるんですけども、当館で展示しているのは砂の彫刻です」と平山さん。
彫刻は木や石の塊を掘って、削って作られます。砂の彫刻も同じ。
ですが、砂の塊は自然界にはありません。そこで人工的に圧縮をして大きな砂の塊を作っているのです。
木の枠の中に砂を詰め、道路工事などで使われる転圧機を使い、職人が大きな砂の塊を作りあげていきます。砂像はこれを削り出して作られるのです。
平山さん「何もないところに盛りつけて作っていくのではなくて、大きな塊を作ってから、削り出していくのが砂の彫刻なんですね」
多田「なるほど。ですから砂像というよりも、砂の彫刻と言う言い方をするんですね。それは作るのに時間がかかります。ひと冬、充分かかりますね」
過去の展示も凄かった
ちなみに昨年の第10期はアメリカ編。ニューヨークの摩天楼や、4人の大統領の顔が彫られたマウントラシュモアをモチーフにアメリカの歴史を表現しました。
第9期は南米編で、インカ帝国の空中都市マチュピチュが再現されたそうです。
「今年はすでにオープンして2週間ぐらいが経ちますが、どんどんボリュームも多くなって、スキルも上がって、今年はとても見応えがある、とお客様から好評いただいております。結構、見ごたえのある世界観だと思います」と平山さん。
ただ大きいだけではなく、細部にもこだわって作られています。
「本当にこれ砂なの？中に骨組みが入っていないの？と言われるぐらい細かい表現をしているので、来館していただいて、ぜひお近くで見てみてください」
今回の北欧編も、今度の冬の手前までの展示です。期間が終わればただの砂に戻ります。
「当館は屋内なので、雨が降ってもご安心ください。ひとつだけが外にあって、他の21作品は天気に関係なくご覧いただけますので」と平山さんでした。
第11期展示「砂で世界旅行・北欧編 ～美しい大自然と幻想的な物語の世界へ～」は、来年1月6日まで公開されています。
（尾関）
第9期は南米編で、インカ帝国の空中都市マチュピチュが再現されたそうです。
「今年はすでにオープンして2週間ぐらいが経ちますが、どんどんボリュームも多くなって、スキルも上がって、今年はとても見応えがある、とお客様から好評いただいております。結構、見ごたえのある世界観だと思います」と平山さん。
ただ大きいだけではなく、細部にもこだわって作られています。
「本当にこれ砂なの？中に骨組みが入っていないの？と言われるぐらい細かい表現をしているので、来館していただいて、ぜひお近くで見てみてください」
今回の北欧編も、今度の冬の手前までの展示です。期間が終わればただの砂に戻ります。
「当館は屋内なので、雨が降ってもご安心ください。ひとつだけが外にあって、他の21作品は天気に関係なくご覧いただけますので」と平山さんでした。
第11期展示「砂で世界旅行・北欧編 ～美しい大自然と幻想的な物語の世界へ～」は、来年1月6日まで公開されています。
（尾関）
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