愛知県ではしか流行!発症の可能性があるのはこんな人

多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N / ライフ・ヘルスケア

沖縄旅行から戻った男性に端を発した愛知県内の「はしか」。
26日午前中で3人の感染者が確認され、愛知県内の感染者は8人となり、今後も増え続けそうな勢いです。沖縄県でもはしかの患者が急増しています。

そもそも、はしかはいったいどういう病気なのでしょうか。
4月26日の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・0・N』では、CBC論説室の後藤克幸特別解説委員に伺いました。聞き手は多田しげおです。

はしかの症状とは?

―まず、はしか(麻疹)はどういう病気でしょうか。

後藤「はしかウィルスによって起きる感染症で、毎年、春から初夏にかけて流行する病気です。10日前後の潜伏期があって、発熱、咳、鼻水など最初は風邪みたいな症状が出て、あと39度という高い熱と全身に発疹が表れます。
このうち30%くらいの方に呼吸器に肺炎などの合併症が出て、さらに1,000人に1人くらいの割合で脳炎など重症な合併症がでて、死亡することもあり、大変重症化しやすい怖い病気です」

安静にしていたとしても、重い風邪に似た症状。
さらに発症後30%がなんらかの合併症を患い、死亡例もあるという、恐ろしい病気です。

インフルエンザの10倍 強い感染力

―感染力が強いという話ですが。

後藤「非常に強いです。なぜかというと、感染経路が、接触とか飛沫以外に空気感染もあるからです。ウィルスの粒が非常に小さくて軽いので空気中に舞い上がってくる。
一般的には免疫がない人が感染すると100%発症するという言われ方もしていますし、集団の中で一人が発症するとまわりに10人以上は感染します」

多田「インフルエンザは集団の中でひとり患者がいれば、まわりはどのくらいですか?」
後藤「ひとりか二人とかだそうです」

インフルエンザの10倍の感染力があるということですね。

28歳以下の人は、ほぼ接種済み

―こどもの頃、はしかをやったからもう罹らないと言う人がいますが、それは本当ですか。

後藤「そうです。はしかの免疫は一度感染して抗体ができると、一生涯その免疫は持続するとされています。よって、最大の予防法は予防接種です」

―ワクチンを打ってない人という人はどの程度いますか。

後藤「ワクチン接種は現行の制度では1歳児と小学校前の2回打つことになっています。1回では十分な免疫力がつかないとされているので、2回必ず打つというのが今の原則です。
今の制度ができてからまだ12年しかたってないので、12歳以下のお子さんは2回接種を受けているとされています。
また、28歳以下の若い人たちは、こどもの頃に何らかの接種を受けているという制度の中で大人になっているので、免疫があるはずです」

28歳から50歳までが特に危ない

―では、28歳より上の人は?

後藤「28歳から50歳までの人は、制度が年代によって揺れ動いていたので、こどもの頃にはしかのワクチンを1回受けているか、あるいはまったく受けていない。免疫力が十分についてない人がいる可能性が高いです。
50歳以上の世代は、こどもの頃にはしかに罹って、自然免疫を持っている人がほとんどとされています」

多田「28歳から50歳の人が、一番要注意なんですね」
後藤「あと0歳児。まだワクチンを打ってないですから、親御さんは自分が免疫があるのかないのかしっかり調べて、0歳の赤ちゃんにうつさないようにしないといけません」

―自分が免疫があるかどうかはわかるんですか?

後藤「はい、病院で調べてもらえます。なければワクチン接種してください」
多田「50歳からワクチンを打っても免疫がつくんですね」
後藤「はい、最大の予防はワクチンの予防接種です」

感染経路は?

後藤「いま海外に渡航する人が多いです。先進国では、はしかの年間の患者数は一桁か二桁くらいです。アメリカや日本はWHOが『はしかがほぼ制圧されている国』と認定しています。
ところがアジア、アフリカでは毎年数千人規模で患者が発生しています」

多田「そこから持ち込まれたら日本もあっけなく。しかも今回、名古屋市の場合、沖縄に行った10代の男性とか20代の女性とかの患者がいるので、28歳以下は大丈夫といっても、2回ワクチンを受けてない可能性もあるんですね」
後藤「1回だけの人は要注意です」

多田「免疫力があるかどうかもう一度検査して、ない人はすぐにワクチン受けた方がいいですね」
後藤「いろいろな事情があって予防接種を2回受けてない場合は、必ず1回でやめないように、と医者さんは呼び掛けています」

多田「私もはしかをしたと思い込んでいますが、もう一度チェックした方がいいですか?」
後藤「記憶がはっきりしている人は検査しなくてもいいですけど、不確かならした方がいいですね」

はしか(麻疹)と三日はしか(風疹)がよく混同されることがあります。
はしかではなく、実は三日はしかだった、ということもありますので、念には念を入れて調べましょう。
(みず)
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2018年04月26日07時25分~抜粋

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