体温の不思議。何のために熱は出るの?

多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N / ライフ・ヘルスケア

気温差が激しく、体調管理が難しい季節ですね。風邪をひいて熱が出た方もいらっしゃるかもしれません。

身体が熱っぽい―そんなときにふと感じる疑問「どうして人には熱があるのでしょう?」
『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・0・N』、4月24日の放送では「体温」を取り上げました。

大阪医科大学附属病院総合診療科特任教授の鈴木富雄先生に伺いました。聞き手は多田しげおです。

体温は何のためにある?

―なぜ人は熱を持っているのでしょうか。

鈴木先生「基本的には体温を上げるのは動くためのエネルギーを作るということです。身体の中の細胞が働きやすくする。もっというと細胞を動かすために、身体の中の酵素が一番活発に動く温度を保つために体温があります」

多田「生命を維持するために身体を動かす。身体を動かすと熱が出る。鶏か卵か、ですね。人は熱を持ってこそ生命が維持できる。生命を維持する、つまり活動をすると熱が出てくるというものです」

平温は何度?

―日本人の平熱は何度くらいでしょうか。

鈴木先生「日本人の腋下の平均値が36.89度というデータがあります。ただ最近はもう少し低くなっているようです」

―どうして低くなってきているのですか。

鈴木先生「活動性が体温に影響します。活発に活動すればするほど体温は上がります。じっと事務仕事をしていたり、運動不足だったり、栄養が偏っているとか、夏場に冷房した場所にずっといると体温が低くなります。それで昔より体温の平均が低くなっているだろうと言われています」

多田「簡単にいうと、現代人は活動しなくなったのですね。
平熱に比べて何度くらい高くなると、熱が出たとなるのでしょうか。

鈴木先生「基本的には1度以上あがると、自覚症状としての熱を感じる場合もあると思います」

多田「そもそも平熱に個人差がありますね」

なぜ熱が出るの?

―なぜ体調が悪くなると熱が出るのでしょうか。

鈴木先生「体温が上がるのがなぜいいかというと、ウィルスは高体温に弱いです。もうひとつ、体温がある程度あがれば、身体の中の酵素の働きがさらによくなります。ウィルスは力を失い、ウィルスを排除する酵素はより活発に働くようになる。
なので、自然に風邪をひいたりすると熱が上がるように身体の仕組みが出来上がっているわけです」

多田「体調が悪くなった時、それに抵抗するために身体は熱を上げているということですね」

どうやって体温を上げる?

―身体はどうやって体温を上げるんですか?

鈴木先生「物理的に体温が上げるための方法は、視床下部から自律神経系を通していくつかの信号が筋肉に行く。これを“震え熱”といいます。筋肉を細かく震わせて熱を出す。
それから、自律神経から毛穴と汗の栓に働いてそこを閉じさせる。つまり身体の表面に蓋をするわけです。それによって熱を身体に溜めます。物理的にはそれが一番大きいです」

多田は「へー」と感心。
「毛穴を閉じて蓋をして、そこから熱が外へ逃げないようにする。今度、熱が出たら、自分の毛穴を見て閉じてるか観察してみよう」と、自分の身体に新しい発見をしたようでした。

筆者の平温は35.4度くらい。理由は「あまり活動しなくなった」から。ラジオを聞いて生地を書いてる生活、大丈夫かしら。
(みず)
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2018年04月24日07時18分~抜粋

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