多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

仙台市のアーケードが高い理由は七夕まつり?

『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・0・N』の「情報サプリメント」は、日本の47都道府県のひとつを取り上げ紹介するコーナー。
4月16日の放送で取り上げたのは宮城県。県庁所在地・仙台の七夕まつりについてです。

東北三大祭りのひとつと言われる仙台七夕まつりについて、「仙台七夕まつり協賛会」の庄子美樹さんに電話で伺いました。聞き手は多田しげおです。

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伊達政宗の時代から

仙台七夕まつりの始まりについて庄子さんに伺いました。

「七夕は古くは江戸時代から民衆に広まったと言われています。一説によると、伊達政宗公が豊作や技芸の上達を祈って、七夕行事を民衆に推奨したと言われています」

豪華絢爛な仙台の七夕ですが、明治から大正にかけ、戦争などで衰退しました。そうした状況を吹き飛ばして明るいニュースを作ろうと、一部の商人たちが復活させたのが1927年(昭和2年)のことでした。

「その次の年、昭和3年に東北産業博覧会で、仙台七夕の飾りつけコンクールを開催しました。その影響で、今でも七夕は飾りつけのコンテストをやっています。その関係で、少しずつ豪華になって今では日本一と呼ばれるようになりました」

吹き流しより高いアーケード

商人たちの盛り上がりから再興した仙台の七夕まつりは、商店街のアーケードで行われますが、全長で5mの吹き流しが多数立てられます。

「商店街の足元に15cm四方くらいの穴があって、そこは普段は閉まっていて、七夕の時だけ開けて、そこに入れて立てます」
 
―高さはちょっとしなった状態で5メートルですよね。

「商店街によって飾り方は違います。天井のない商店街だとそのまましなった形で飾っています」
 
―そういうものがあるから仙台のアーケードの天井は高いんですね。まず七夕がありきですね。

「そうかもしれないです(笑)」

和紙で作った飾り

―あの飾りは何でできているんでしょう。

「仙台は和紙で作ることが伝統のひとつです。だから、場所によってはお天気の影響も受けるし、水に弱いので、毎年作り直しています」
 
―相当お金がかかりますね。それでも町の文化で、町が盛り上がるということですね。

「はい、去年は台風でしたが、それ以外の年で観光客の方が200万人を下回ったことはなかったです」

もちろん短冊に願いごとも書けます

「七夕は自分のペースでまわっていただけるお祭りなので、涼しくなっていこうとか自分で調整できるので、年代関係なく楽しめると思います」
 
―あの大きな飾りにも願いごとは書かれているんですか?

「七つの飾りを飾るのが伝統になっていて、七つのうちのひとつが短冊です」
 
―一般の人も書いて結んでいいんですか。

「当日書けるところもあるので、ぜひ書きにいらしてください」
 
―庄子さんは、去年どんな願いごとを書きましたか。

「毎年『来年もお天気になりますように』と(笑)」
 
さすがは関係者です。今年は天候に恵まれるといいですね。
七夕祭りは各地であるようですが、仙台のものはスケールが違います。ぜひ一度足をお運びください。
(みず)
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2018年04月16日07時40分~抜粋

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