気象庁のホームページで、様々な気象データを公開することになりました。
今回特に話題となっているのは、世界の約8,000地点の毎日の気温、降水量の情報が見られるようになった点です。
4月10日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・0・N』では、この気象庁のデータ公開について、気象予報士の沢朋宏アナウンサーが解説するのですが、その口ぶりはなぜか陰鬱なものでした。
気象庁のホームページで世界8,000地点の天気がわかる!
なぜ公開するの?
「いろんなデータが世に出ることになってしまいました」と、なぜか沈鬱な声の沢アナ。
多田は「新たに世界8,000地点の毎日の気温、降水量が、気象庁のホームページで簡単にわかるということですね」と確認します。
多田は「新たに世界8,000地点の毎日の気温、降水量が、気象庁のホームページで簡単にわかるということですね」と確認します。
公開の背景には二つのことがあるそうです。
沢「天気の予報を出すには、世界中のデータを集めないと日本という狭いエリアの予報も出せない。ということで、もともと世界中のデータは世界気象機関というところを通じて相互にやりとりしていました」
これが時代の流れとともにデータ量も増え、現在では8,000地点になっているそうです。
沢「もうひとつは、世の中がインターネット社会になってきたこと。気象庁がホームページというツールで公開することで、一般の方も利用しやすい環境ができてきたことがあります」
沢「天気の予報を出すには、世界中のデータを集めないと日本という狭いエリアの予報も出せない。ということで、もともと世界中のデータは世界気象機関というところを通じて相互にやりとりしていました」
これが時代の流れとともにデータ量も増え、現在では8,000地点になっているそうです。
沢「もうひとつは、世の中がインターネット社会になってきたこと。気象庁がホームページというツールで公開することで、一般の方も利用しやすい環境ができてきたことがあります」
膨大なデータの使い道は?
膨大なデータですが、問題は何に使うかです。
多田「気象庁は、旅行やビジネスに役立ててくださいと言っていますが…」
沢「ビジネスだと、あるところにセールスに行こうとした場合、気候風土がわからないと、ということがあります」
沢「ビジネスだと、あるところにセールスに行こうとした場合、気候風土がわからないと、ということがあります」
例えば、沢アナは愛知県西尾市生まれです。
沢「西尾のお茶は最近、世界で作っています。西尾のメーカーが海外に進出して、畑を作って、そこでお茶栽培を教えています。それをする時に、そこが作れる場所かどうかを調べることができます」
多田「さりげなく西尾自慢も入れて。西尾のお茶は世界のお茶」
沢「その通り!」
沢「西尾のお茶は最近、世界で作っています。西尾のメーカーが海外に進出して、畑を作って、そこでお茶栽培を教えています。それをする時に、そこが作れる場所かどうかを調べることができます」
多田「さりげなく西尾自慢も入れて。西尾のお茶は世界のお茶」
沢「その通り!」
旅行の服装選びに
沢「同時に旅行のときも使えます。例えば、3月に『朝PON』のリスナーツアーでハワイに行きました。旅行のガイドブックを見ても『3月のハワイは平均気温が21℃』。これでは何を着ていけばいいかわからない」
今回のデータ公開によって、日本から近日のハワイの気温と降水量を確認することができるわけです。
「実際調べると、ここ10日間くらいのホノルルは、最高気温は30℃に届く日もあれば、雨が降って20℃にしかならない時もある。最低気温はだいたい20℃くらい。それで、20℃で風があれば肌寒いから、ハワイといっても羽織るものがあった方がいいとわかります」
今回のデータ公開によって、日本から近日のハワイの気温と降水量を確認することができるわけです。
「実際調べると、ここ10日間くらいのホノルルは、最高気温は30℃に届く日もあれば、雨が降って20℃にしかならない時もある。最低気温はだいたい20℃くらい。それで、20℃で風があれば肌寒いから、ハワイといっても羽織るものがあった方がいいとわかります」
多田「自分が行く直前の一週間の天気を見ることができますね。国内の旅行でも、北海道や沖縄に行く時は役に立ちますね」
他にもデータあるの?
多田「その他に気象庁のホームページには、どんなデータがありますか」
この質問に、沢はどんどん声が小さくなります。
この質問に、沢はどんどん声が小さくなります。
「あまり言うと、なんだ沢は気象庁のホームペ―ジ見てしゃべっているだけじゃないか、言われそう…」
多田が「みんなが沢君になれるわけだ!」と面白がります。
多田が「みんなが沢君になれるわけだ!」と面白がります。
沢「例えば、この時期黄砂の予想がありますね。あれも気象庁のホームページを見ると、3日先まで6時間ごとに黄砂がどういうふうに流れてくるかがグラフィックに表示されています。
最近だと、スマホなどで雨雲データを見られる方が増えていますが、近年公開されたもので『高解像度降水ナウキャスト』というのがあります。250m四方で、5分刻みに降水分布がどうなっていくか、この先1時間、過去3時間のものが見られます」
最近だと、スマホなどで雨雲データを見られる方が増えていますが、近年公開されたもので『高解像度降水ナウキャスト』というのがあります。250m四方で、5分刻みに降水分布がどうなっていくか、この先1時間、過去3時間のものが見られます」
膨大なデータの読み方
沢「明日の天気予報もマークだけ見ると思いますが、気象庁のホームページを見ると、マークだけじゃない文章もあります。
例えば、東京の明日の予報は、曇りマークひとつです。その横についている文を見ると『曇りところにより朝晩雨』、これを見れば、折り畳み傘を持っていった方がいいとわかります」
例えば、東京の明日の予報は、曇りマークひとつです。その横についている文を見ると『曇りところにより朝晩雨』、これを見れば、折り畳み傘を持っていった方がいいとわかります」
多田「週間天気予報のところに『信頼度』ABCの評価もあるけど、そういうところまで出ているんですね」
沢「法律で一週間後までの天気予報は出さないといけない。だけど当てにくい日もある。それならばと、『信頼度』までつけています」
沢「法律で一週間後までの天気予報は出さないといけない。だけど当てにくい日もある。それならばと、『信頼度』までつけています」
多田「気象庁はいろんな情報を出しているけど、自分の生活においてはここが重要だというのを見ておくと、自分の生活に役立ちますね」
「気象庁」のホームページですが、公開されたデータがあまりにも膨大なため、なかなか素人が読み込むのは大変そうです。結局、予報は膨大な情報を整理できる気象予報士にお任せするしかなさそうです。沢アナ、まだまだ仕事はありますよ。
(みず)
(みず)
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