日本初の本格的ワイナリーは茨城県にあった!

多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N / グルメ

日本でワインの産地と言うと、山梨県や長野県などを浮かべる方も多いと思いますが、茨城県牛久市には日本初の本格的なワイナリーがあります。その名も「牛久シャトー」。

4月9日『多田しげおの気分爽快‼︎』では、合同酒精フードサービス事業部 牛久シャトーの木村さんにお話を伺いました。

ワインで花見

茨城県の南部にある牛久市。全高120メートルの牛久大仏で有名ですが、実は1903年(明治36年)に日本初の本格的なワインの醸造場、ワイナリーが作られていたんです。
この「牛久シャトー」では、ブドウの栽培から醸造、瓶詰め、出荷までを一つの場所で行っています。

明治の雰囲気が残るレンガ造りの建物で、広い庭園も整備されていて、この時期はお花見もできるそうです。

「桜の木は約200本植えられておりまして、時期になりますと、いろいろな方に来園していただくんですけども、1年間で一番多く来園していただける時期になっております」

毎年、牛久シャトーでの桜まつりも盛況の様です。

「特別にテントで料理もお出しして、座る場所も作らせていただきまして、堪能していただいております」

残念ながら今年は全国的に桜の見ごろが早く、牛久でも先週の中頃から散り始めたそうです。

愛知県とは浅からぬ縁

日本で初めての本格的なワインの醸造場が、どういう経緯で牛久にできた理由は…

「実は、この牛久シャトーを作った初代神谷傳兵衛は、今の愛知県西尾市の出身でございまして、浅からぬご縁がございます」

三河国松木島村(現在の愛知県西尾市一色町)で、武家の子として生まれた神谷傳兵衛ですが、明治時代となると神谷家は没落していました。ただ母親は教育熱心で読み書きはちゃんとさせていたそうです。

家を助けるために17歳の時に横浜に出た神谷傳兵衛は、フランス人が経営する洋酒関係の会社に勤めます。そこで初めてワインに出会い、いつか日本で本格的なワインを作り、日本人の手で出荷しようという思いを抱いたということです。

牛久は日本のボルドー

1880年(明治13年)、傳兵衛は東京の浅草に「みかはや銘酒店」を開店。現在も「神谷バー」として営業を続けています。

やがて傳兵衛は、養子(二代目傳兵衛)にブドウの栽培やワイン醸造を勉強させるため、フランスのボルドーに行かせました。当時、ボルドーまで船で約2ヶ月かかったそうです。

「3年間勉強して帰国して土地を探すわけですね。ちょうどこの牛久が、自分が勉強していたボルドーに気候風土が似ていたということで、当地を選んだ次第でございます」

具体的にどういう点がボルドーに似ているんですか?

「緯度で言うとボルドーの方がずっと北、上の方なんですが、大西洋の関係で温暖です。牛久も筑波おろしの風と霞ヶ浦からの海の風が相まって、ボルドーと非常によく似ています」

二代目神谷傳兵衛は、フランスから土も持って帰りました。いろいろ調べたところ、牛久の土がワインの栽培に向いていた、ということも理由にあるそうです。

「牛久は日本のボルドーですね」と多田。
「そう言っていただけると、大変ありがたいと思っております」と木村さん。

1,000本の希少なワイン

現在牛久シャトーではどのくらいの生産量があるんでしょうか?

「今はかなり縮小しておりまして、赤ワイン2種類を作っております。毎年気候によって違うんですけども、本数で言うと約1,000本前後です」

年間1,000本だと、例えば北海道、長野、山梨のワイナリーに比べたらかなり少ない印象で、希少価値がありそうです。
東京などへの出荷はされておらず、牛久シャトー内のワインショップで販売しているそうです。

「去年、ボトリングして発売したワインは大変クオリティもよく、評判も良かったので11月頃に販売したんですけども、ほぼ年内に完売してしまいました」

牛久シャトーのワインは、ボルドーと同じで、ブドウの特徴を生かしたワイン造りをしていて、ブドウの風味を味わえるワインなんだそうです。

新ワインが飲めるのは11月

熱心に説明を聞く多田、だんだんヒートアップしてきます。

多田「ズバリ、自慢のワインと言っていいんですか?」
木村「そう言わせていただけるとありがたいと思っております」
多田「何と言っても日本のボルドーで作ったワインですもんね。そちらに行って、ちょっと飲ませてと言ったら…、ああ、去年の物は完売してしまったのか…」

朝の情報番組なのに冷静さを失っています。

木村「それ以外にも、様々なワインを取り揃えていますので…」
多田「いやいや、やっぱり牛久で、そちらで作ったワインが飲みたい」
木村「でしたら、11月の頭ぐらいに新しいワインがボトリングして販売されますので、その時期を狙っていただいてですね、是非お越しいただければと思います」

「そこまで待たないといけないのか…。今年の11月に是非とも行って、木村さん自慢の牛久のワインを飲ませてもらうことに予定を入れときます」」

番組中にスケジュールを入れる多田しげおでした。

日本のボルドー・牛久、時期が合えばぜひ足を運びたいですね。
(尾関)
 
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2018年04月09日07時37分~抜粋

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