後継者のことを「後釜」というのはなぜ?

多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N / カルチャー

3月27日の『多田しげおの気分爽快!!』の「暮らしに鉄分」、いつものように多田の「毎週火曜日は『早川敦子のそぼQ』です」でコーナーが始まりましたが、実は今回がラストだそう。

「有終の美を飾る最後のそぼQ、今回の素朴な疑問は『後継者のことを後釜というのはナゼ?』です」、いつも明るい早川ですが、今日は特別元気な声で応えます。

5年間さまざまな疑問を見つけ、すべての疑問を解決してきました。今日も見事に解決してくれるでしょうか。

「釜」もいろいろ


後ろの釜と書いて「後釜」。多くの場合は人のことを指します。なぜ人のことを「釜」と言うのでしょうか。
多田の「おかま、いやぁーんって言う人じゃなきゃいけないの」の軽口を、早川は「そっちでなくて」と、軽くかわします。

まずは街で尋ねた意見
・ご飯をたくお釜
・入れ替えるとかそういうこと?
・昔だから「釜」
・お茶の釜、釜が割れたから替える
・土鍋の釜
・お風呂の釜

聞いてみると釜もいろいろありますね。

江戸時代のかまどから


今回、岐阜市立女子短期大学学長 杉山寛行先生にお話を伺いました。

この言葉が生まれたのは江戸時代のことだそうです。

「江戸時代、かまどに釜をかけて料理する。ひとつの料理がすむと次の料理をするために、同じかまどに次の釜をかける。つまり前の釜に対して、後釜といったのですね」(杉山先生)

「後釜を狙う」


先にかける釜か、次にかける釜か、火にかける順番に過ぎなかったものです。その後釜が後継者、後を継ぐ人、人間のことを指す言葉に変わっていきました。

「先の釜の残り火のあるうちに、言い換えれば、前任者の退任というものをあらかじめ予定してその場を締めるとか、そういう状況で使われるので、後釜を狙うとか、後釜に座るとか、納まるとかマイナスのイメージがつきまとうのではないでしょうか」(杉山先生)

早川「昔は今と違って火をおこすのは大変な作業です。最初の釜の方は火を起こして調理をし始めるまでに大変な苦労がある。例えて言うと、創業者の苦労。後釜はその苦労なしに、楽なところにすぽっと入れるというイメージがあるのではないでしょうか」
多田「だんだんそういう、元のニュアンスは薄れてはいますよね」

使い方にご注意!


「地位といえば妻の座も後釜といいますね」(杉山先生)

早川「離婚したあとの後添えのことを後釜と言います。広辞苑にも一つ目の意味で後継者、二つ目の意味として後妻という言葉が載っています。
台所にある釜は女性の象徴でもあったから、そんな使い方もされるようです」

もともとはあまりよくないネガティブな意味合いが含まれているので、くれぐれも誉め言葉としては使わないようにしてくださいね。

早川、最後の締め


多田は「勉強になったなー」で終わればいいのですが、「今日は、有終の美で有終のオチも考えてきた?」と余計なひと言。

早川は期待されていることを予想して「きれいにまとめるパターンと、くだらねぇというパターンとで二つ考えてきました」と、まじめか!

〇「なぞかけ」くだらないパターン
後釜に地位を奪われた人のせりふとかけて
九州の一大観光地ととく。
そのこころは、はかったな!(博多な)

〇「なぞかけ」きれいなパターン
まんまと後釜に座る人とかけて
日光東照宮の眠り猫(左甚五郎作)ととく。
そのこころは、工作が巧みでしょう。

さて、みなさんはどちらがお好みでしょうか。

早川は「そぼQ5年間担当いたしました、早川敦子でした。ありがとうございました!」と、今日一番元気な声で最後を締めくくりました。

突然のお知らせに淋しくはありますが、またどこかでお声を聞けることを楽しみにしています。5年間、お疲れさまでした。
(みず)
この記事をradikoで聴く

2018年03月27日08時31分~抜粋

この記事をシェアする

あなたにオススメ

アーカイブ

同じカテゴリー

×