4月1日に新装開場する老舗劇場「御園座」の魅力とは?

多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N / Chubuネタ

3月9日放送の『多田しげおの気分爽快!!』は「御園座」(みそのざ)がテーマです。4月1日に3年ぶりに中区伏見の地に新装開場します。
こけら落としはニ代目 松本白鸚と十代目 松本幸四郎の襲名披露となる『四月大歌舞伎』です。

設立から122年の老舗劇場、御園座はどう変わったのでしょうか。
スタジオで御園座の代表取締役会長の小笠原剛さんに伺いました。

劇場から街へわくわく感が

新しく御園座タワーが建ち、その中に劇場が入っています。内装外装は隈研吾さんのデザイン。御園座の色である朱色がふんだんに使われ、温もりがある斬新なものになっています。
多田は先日新しい御園座を見学し、そのきれいなことと立派さに驚いたそうです。

御園座の内装は、至るところが気持ちをわくわくさせる朱色。その朱色は劇場を出た歩道まで続いています。「御園座から街にわくわく感を出したい」という隈研吾さんの意図だそうです。

多田「私もそこに立ちましたが、自分の足元から赤い色がずっと続いていて、劇場の入り口は広い階段があって、劇場に入っていくぞという気持ちが高まりました」
小笠原「自分もスターだという高揚感がでますね」

なまこ壁が光る

劇場の中は朱色で染められているとともに、木材もふんだんに使われているそう。外壁はなまこ壁をアレンジしたような形で、夜はLEDで光るようになっているそうです。

これも隈さんの演出で、夜に劇場の前を通った時にも驚きを出したかったそうです。

小笠原「名古屋でも非常にメモリアルな場所になったと思います」

小笠原さんは「ぜひドラマのロケに」とアピールします。

明治時代の御園座

御園座の建物は明治29年に設立して今年で122年目、改修も含め6代目。初代の劇場は名古屋のランドマーク的な建物だったそうです。

1906年(明治39年)に来日したイギリスの外交官が書いた『ミットフォード日本日記』という書籍では「名古屋で素晴らしいものが二つあった。ひとつは名古屋城、もうひとつは御園座劇場。芸も素晴らしく、来ていた方の文化のレベルが非常に高い」という旨が書かれていたそうです。

「イギリスの貴族の方が明治の日本を見て、御園座劇場がすごいと思ったのは大きいと思います」と小笠原さん。

ゆったりとした座席


では今回、内部はどう変わったのでしょうか。

小笠原「座席は1,600から1,300に減り、その分座席自体が広くなり、前の座席との間隔が広くなりました。飲食できるように、ゆったりした感じにしました。そして劇場との一体感があります」

飲食で劇場内に匂いがこもるのではと思いますが、座席の下に換気口があり、匂いを消すようになっているそうです。

どの席からも舞台が近い

多田は、舞台とか花道から客席までの距離感が本当に近く、客席から見ても舞台の中央が手の届くような感じだと感心したそうです。

「特に、花道が客席の奥の方に向けてだんだん低くなる感じで、最後、花道の高さがお客さんが歩くところと同じくらいの高さになり、溶け込んでいく感じです」と感嘆。

小笠原「どこの席がいいかというと、前の席もいいし、花道の両側も役者さんに近くていいと思います。二階席もせり出しているので、どこからも相当見やすい、役者さんと近い気がしますね」

ミュージカル、オペラもOK

今回の御園座の特徴のひとつは、ミュージカルやオペラができるように、オーケストラピットがつくことです。もちろん要らない時は客席になるそうです。

小笠原「ミュージカルをやるには席数が少ないので、すごい迫力だと思います」

ミュージカルファンにとっては嬉しいですね。

奈落などの内部は超近代的で、安全対策がしっかりされているそう。楽屋も広く、役者が過ごしやすいようにと作られているそうです。

こけら落としは襲名披露!

多田「4月はこけら落としです。こけら(杮)とはカンナくずという意味だそうです。新劇場ができました。どっかに残っているカンナくずを落とす公演、というのが由来だそうですね」

小笠原「先日松竹の方に聞いたら、こけら落とし公演を見ると寿命が延びるそうです(笑)」

こけら落としの演目は『柿葺落四月大歌舞伎』。二代目 松本白鸚、十代目 松本幸四郎による襲名披露の口上があります。口上はこういうタイミングでしか見られません。

小笠原さんは「だから長生きできるんです。その日のアドリブなども入るので、ここでしか聞けません。坂田藤十郎さん、中村吉右衛門さんという国宝のお二人も来られます」と、今回の公演の貴重さを強調します。

ご存じ勧進帳

この『柿葺落四月大歌舞伎』の見どころはどこでしょうか。

小笠原「午後の部の『勧進帳』は弁慶を松本白鸚、富樫左衛門を松本幸四郎が。最後、弁慶が新しい花道を六方を踏みながら退場するわけですね。他に中村吉右衛門さんの品格ある演技というものも見どころです」

5月には同名の人気漫画を原作としたスーパー歌舞伎『ワンピース』、8月にはミュージカル『モーツァルト!』も予定されています。

気軽に観られるように、一幕見(ひとまくみ)といって、夜の最後の一幕だけをかなりお安く、空いた席で観られる企画も予定されているそうです。

華やかな舞台は一目見るだけでも感動ものだそうです。ぜひ新しくなった「御園座」に足を運びたいですね。
(みず)
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2018年03月09日08時09分~抜粋

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