連日プロ野球のキャンプ情報が沖縄から報道されています。
特に中京エリアのメディアでは、中日に入団した松坂大輔投手の動きに注目が集まっていて、例年にない活気が見られますが、地元・沖縄の方はこの光景をどう見ているのでしょう?
2月12日『多田しげおの気分爽快!!』では、北谷球場の目の前にあるホテルザ・ビーチタワー沖縄"の津覇さんに電話を繋ぎ、沖縄県の話題を伝えてもらいました。
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2月の沖縄はプロ野球キャンプだけじゃない!
北と南で気温差20度
まずは、この日の沖縄県北谷町の天気から。
「よく晴れてるんですが、ちょっと風があって肌寒いかな。11~12度なので、ちょっと冷え込んでる感じ」
10度ちょっとで「肌寒い」とは、さすが南国沖縄です。
ちなみに北海道の網走は同じく快晴ですが、マイナス10度。20度の気温差が日本の国土の南北の長さを感じさせます。
ユニフォームでチェックイン
2月1日、各球団が一斉にキャンプイン。沖縄は野球ファンが訪れるシーズンですよね。
「北谷球場にはドラゴンズファンが大勢押し寄せて、地元の方はもちろんなんですけど、他のホテルからもたくさんファンの方がみえてる感じですね」
北谷球場の目の前にあるザ・ビーチタワー沖縄も、ドラゴンズファンの宿泊は多いんでしょうか?
「皆さん熱狂的なんでしょうね。もうドラゴンズの帽子とユニフォーム着てチェックインに来られる方が多く見られます。当然、チェックアウトもユニフォームですね」
きっと、その方たちは、名古屋の家を出る時からその姿なんでしょう。
熱狂的ファンの方は、帰りもしっかりユニフォームなんですね。
いろんなユニフォームがいる
野球ファンは自分の贔屓にしてる球団を見たら、他のチームの球場にも行ったりします。
北谷球場の周りではドラゴンズ以外のユニフォームを着た人たちもいるんじゃないですか?
「他のチームのファンの方も結構見えますね。タイガースのユニフォームや日本ハムファイターズのユニフォームを着た方なども北谷の方では見られますね」
今年は松坂大輔投手が入団しましたから、いろんなチームのファンが松坂投手を見たさに来てるかもしれません。
プロ野球人気を支えたのは?
ちなみに津覇さんはどこの球団のファンなんでしょう?
「私は、ちょっと申し訳ないんですが、読売ジャイアンツ…。もう、親父の影響で…」
本当に申し訳なさそうに言う津覇さん。
聞き手の多田しげおも「沖縄とか北海道は昔からのプロ野球ファンの方はジャイアンツファンが多いですもんね」とフォローします。
津覇さん「こちらでやってるテレビには、ジャイアンツが毎日のように出てたんで」
多田「以前はそういう放送でしたからね。これは日本テレビの策略ですわ。あちらこちらでジャイアンツファンを増やしてね。プロ野球をこんなに盛んにしたっていうのも、そのお陰もあってですけども」
日本テレビが力を入れたのはプロ野球中継だけではありません。
アニメ『巨人の星』は1968年に、アニメ『侍ジャイアンツ』は1973年。その他シーズンオフのバラエティ番組に王・長嶋らの1軍メンバーがブラウン管に登場していました。
V9時代の全国的なジャイアンツ人気、ひいてはプロ野球人気はこうしたコンテンツが支えていたのです。
大迫力のホエールウォッチング
2月の沖縄は、各プロ野球球団のキャンプ巡り以外にも、楽しみがあるそうです。
「マリンスポーツは寒いので、皆さん敬遠しがちなんですけども、ホエールウォッチングが人気です」
毎日、クジラを見に船が出発してるんですか?
「私どもで紹介しているところは、1日2便なんですけども、お問い合わせを結構受けていますね」
毎日沖に出て行けば、確実にクジラが見られるんでしょうか?
「確実とはちょっと言えないんですけども、もし出航してクジラが見れなかったら、期間内でしたら無料でリベンジできますので、確率はやはり上がりますね」
見えたけど、ほんのちょっとだった…そんな時でも、リベンジしていいそうです。これは嬉しいですね。
「大迫力ですよ。美ら海水族館のジンベエザメの迫力も凄いんですけど、やっぱり本物の海にいるクジラを見るとすごい迫力です!」
こんな風に津覇さんから言われると、ぜひとも見たくなります。
月別に見ると、沖縄を訪れる観光客が最も少ない2月。そういう意味でも今の沖縄は穴場かもしれませんね。
(尾関)
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