多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

唐揚げでもなく、天ぷらでもない、大分の「とり天」お取り寄せ!

『多田しげおの気分爽快!!』、沢朋宏の「めっちゃウマ・お取り寄せ」は、全国から極上のお取り寄せの一品を紹介するコーナーです。1月24日放送では、大分県別府市から「とり天王」をお取り寄せしました。

鶏の唐揚げとも違う、天ぷらとも違う、別府のとり天とはどのようなものでしょうか。味は?触感は?多田しげおとアシスタントの桐生順子が実際に食べてレポートします。

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本家「とり天」登場!


別府の「とり天」の名前は有名ですが、実際にどんなものかご存じでしょうか。

多田「大分の別府あたりは鶏の唐揚げで全国的に有名ですね」
沢「これは唐揚げじゃなく『とり天』です。『唐揚げじゃないよ、うちは天ぷらみたいなものだよ』というのが、大分名物の鶏の料理です」

その中でも本家というのが、別府にあるレストラン『東洋軒』の販売する「とり天王」。『東洋軒』は大正15年創業大分県下初の本格的レストランと言われているそうです。

とり天の開発秘話


とり天はそもそも昭和初期に生まれた料理だそうです。その頃の開発秘話を『東洋軒』の料理長、富永さんに伺いました。

「創業者の宮本四朗が、当時、骨付きのぶつ切りを揚げた中国料理の唐揚げのようなものをお出ししていました。お客様から、堅いとか、骨があって食べにくいとか言われて、柔らかくて食べやすいものを作ろうと考えました。まず骨を取り除き、細長く切って、和食の天ぷらからヒントを得て、柔らかい衣で作って提供したのがはじまりだそうです」

多田は「創業者の名前まで記録に残っているんですね」と感心します。

衣に味がついた天ぷら?


沢が「では、唐揚げでなく天ぷらなんですね」と聞くと、「簡単に天ぷらと言わないで下さい」と言われたとか。

-では天ぷらとは何が違うのでしょうか?

「東洋軒のオリジナルの九州独特の甘口のしょうゆをベースに秘伝のたれをつくり、新鮮な卵で天ぷらの衣のようなものを作ります。普通天ぷらは水と小麦粉を溶きますが、当店のとり天は水を一切使わず、卵だけです」

多田「衣に味がついているわけですね」
確かに天ぷらとは違うようですが、詳しい作り方は"秘伝"なのでしょうね。

唐揚げに近いが…


-では、どんな味わいですか?

「唐揚げに近いといえば近い。しょうゆをベースにニンニク、ごま油の風味がして、ひと味違っておいしいです」

作り方は天ぷらに近く、味は唐揚げに近いが、どちらとも違う。ますますわからなくなりました。
これは実食しかないですね。

~順子の食レポ~


「とり天王」は、冷凍で届き自宅で揚げて食べるようになっています。
というわけでキッチンスタジオで揚げたばかりの「とり天王」が登場。

多田「ごま油と衣の味つけの香りが一気にふわーっと来ます。唐揚げとは見た目が全然違います。衣がほわっとなっていて、フリッター風ではあるが、色はかなり濃い」
沢「天ぷらはもっと衣が黄色い感じ。でも、これは茶色い感じ。あれ、われわれが必死に解説している間に、不思議なことが起きてます…」
桐生「食べました、もう」

多田と沢が見た目や匂いなどをレポートしている間に、桐生はひと口先に食べてしまった様子。

多田「最近、食べるのが早いね」
桐生「大好きなの」
多田「だから、食レポには自信があるのね。さあ行きましょう、~順子の食レポ~」

桐生「お肉しっとりでやわらかく、お肉以上に衣がめちゃくちゃおいしい~」(エコー入り)

酢醤油をつけるとまた美味


三人の食べる様子がラジオを通して伝わりますが、本当にジューシーでおいしそう。匂いまでしてくる気がします。

桐生「お肉を削ぎ切りにしているのが、柔らかくするコツだと思いますし、味付けが絶妙。特製しょうゆがすごく染みていますよね」
多田「絶妙です。想像できる味の範疇のトップレベルの味。おかずにも、ビール、焼酎にも合うね」

沢「特製の酢醤油がついてますので、途中でこれをかけてひと味変えるのもいいです」
多田「確かに、ちょっと味が濃いから、さっぱり感が出るかも」
以上、『東洋軒』の「とり天王」の食レポでした。

この番組を聞いて、晩御飯はとり天は無理でも、鶏の唐揚げ・天ぷらにしようと思ったご家庭も多いのでは。
(みず)
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2018年01月24日08時33分~抜粋

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