多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

クリーニングの袋をすぐに剥がした方がいい理由

1月16日放送の『多田しげおの気分爽快!!』、「早川敦子のそぼQ」のコーナーでは「クリーニングの袋、すぐ剥がした方がいいのはナゼ?」を取り上げました。

「そぼQ」とは、暮らしの素朴な疑問を解決していくコーナーです。クリーニング屋さんから戻ってきた服には、ハンガーにかかっているのも、折りたたんだものも、必ずビニール袋がかかってます。このビニール袋、早く取った方が良いそうですが、その理由は何でしょう。

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半数以上がつけたまま


まず、番組が街の方に聞いたところ、8~9割の方が「ビニール袋をつけたまま」という残念な結果でした。

今回、お話を伺ったのは、全国クリーニング生活衛生同業組合連合会の事務局長、金子征実さんです。ちなみに、金子さんたちの全国調査によると、ビニールをつけたままで服をしまう人は利用者の半数以上にのぼったそうです。

汚れないようにとのサービス


-まず、なぜビニールをかぶせているのでしょうか?

クリーニング店で仕上げた後、お客様が引き取りにくる間でほこりが付着しないようにするためと、お客様が持ち帰る間に雨が降ったりしたときに汚れないようにするためです。

多田「昔は洗濯屋さんが家まで取りに来て、また、持ってきてくれるところが多かった。その頃、ビニール袋はついてなかったなぁ」

早川「そうなんです。1970年代以前は御用聞き方式だった。それが70年代からクリーニング屋を利用する人が爆発的に増え、洗濯物を持っていくように変わった。それから、お客様が持って帰る途中で汚さないようにというサービスの一環で始まりました」

変色とカビの可能性が


-ビニールを早く外した方がいい理由は何ですか。

一つ目の理由が、仕上がった品物の状態をすぐに確認して欲しいということ。冬のコートとかだと、そのままクローゼットにかけて次のシーズンまで品物の状態を確認しなくて、半年後にちょっとおかしいということで、トラブルになることもあります。

もう一つの理由があります。
ビニール包装は透明感を出すために酸化防止剤のようなものが使われています。車の排気ガス、あるいはストーブとかコンロとかから出る燃焼ガス、こういったものが下から入り込んで、中に籠ると化学反応を起こして、中の衣類が変色してしまうケースがあります。

早川が補足します。

「あくまでも長く保存しておくとこういう危険性もあるそうです。
お客様の中には、下や上に穴があるのでガスが逃げるのではと、思いがちですが、一般的に服をクローゼットに詰めておくことが多く、いったん入ったガスはビニールからなかなか抜けないそうです。
さらに冬の時期怖いのが結露です。暖房すると、ガラス窓に結露がつくのと同じように、ビニール袋の内側にも結露ができる。これがカビの原因になりますし、水分が多いと、ガスとの化学反応による変色も起きやすくなるそうです。
ちゃんとビニール外して、風に当てて、クローゼットにしまうのがベストだそうです」

多田「汚れ防止のためには付けておくとよさそうだけど、逆効果だったね」と、注意を促します。

風通しが大事?


―埃がくっつくのをなんとかしたい時はどうすればいいですか。

埃に関しては、どうしてもというのであれば、通気性の高い不織布のカバーのようなものをご利用されるのもいいと思います。

早川「ドラッグストアや100円ショップにも売っていますね。ただ、通気性のある不織布であっても、本来はなるべくカバーをかけない方が服にとってはいいそうです」

多田「そりゃあ、風通しよくしておいた方がいいわ」
早川「ということで服も職場も、できるだけ風通しをよくしておかないと中(仲)が悪くなってしまいます」
多田「俺の頭、風通しええでぇ」

早川はせっかくの落ちを横取りされてしまい、「なかなかいい落ちだと思ったのに」と、ちょっと残念な思いでした。
(みず)
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2018年01月16日08時29分~抜粋

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