月曜日の『多田しげおの気分爽快!! 』では、週末のスポーツの話題をテーマにした川柳の投稿コーナー「スポーツ川柳」をお送りしています。選者は自称"スポーツジャーナリストの久野誠アナウンサーです。
そろそろウインタースポーツが花盛りとなる季節。11月13日も多くの川柳が寄せられました。
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ストーブリーグの始まりを反映する「スポーツ川柳」
話題編
まずはマラソン。「さいたま国際マラソン」でゴール目前で優勝争いをする2選手が、係員の誘導ミスでコースからはみでるというアクシデントがありました。
これからは カーナビ持って 走ります(Aさん)
日本陸連が謝罪しましたね。次は競馬です。
武豊 今度の騎乗は アナウマか(Bさん)
武豊選手は競馬番組のキャスターの女性と写真週刊誌で噂になりました。
「アナウンサーさんでなくタレントさんですが」と、久野がフォローします。
騎乗は不明ですが、妻である佐野量子さんの気丈さが一番印象に残りました。
羽生結弦編
ケガのためNHK杯国際フィギュアスケート競技大会に出られなかった「羽生結弦選手をうたったもの」(久野)が寄せられました。
痛すぎる 五輪連覇へ 黄信号(Cさん)
ここで久野は「はにゅう選手」を「はぶ選手」と読み違えます。字は同じなのでよく間違えますね。「失礼しました」と恐縮しきりの久野。
12月の全日本フィギュアスケート選手権大会がオリンピックの代表が決まる戦いとなりますが、これに間に合うかと心配する多田。
男性枠3人だからこれまでの実績でいいのでは、と久野。代表の選出はいつも気を揉みます。
NHK 日本の羽生が コケちゃった(Dさん)
N…日本の
H…羽生が
K…コケちゃった
と「あいうえお作文」のようになっています。
NHKも視聴率が悪く、コケちゃったようです。
ところで久野、ここも「はぶ」と読み間違えます。「もう一度、どっかでやるぞ」と面白がる多田。
二度あることは三度ある、のでしょうか。
聴く方はちょっと期待してしまいます。
NHK杯 なんと羽生が 欠場とは(Eさん)
これも
N…なんと
H…羽生が
K…欠場とは
と「あいうえお作文」調です。
ここは念を入れて「はにゅう」と発音した久野。
「ここで『はぶ』と言わんかい!」と多田は3回目の被せを要求します。
「私、間違ってませんか?」とひたすら低姿勢の久野でした。二人の気の置けない攻防に、ニヤリとしてしまいます。
大谷翔平編
次は11日にポスティングでのメジャー挑戦を表明した、日本ハムファイターズの大谷翔平選手です。
日本の ベーブルースが 海渡る(Fさん)
ベーブルースも同一年度で10勝かつ10本塁打をやっているそうです。すごい選手だったんですね。
箸置いて フォークとナイフの 二刀流(Gさん)
箸置いてが「日本を離れて」の比喩で、フォークとナイフとかかっていて、粋ですね。
多田「久野さん、大谷くんはアメリカ行っても二刀流やれそうですか」
久野「どうなんですかね、アメリカのとった球団の首脳が許すかどうかもありますね。でも、夢としてはやって欲しいですよね」
「アメリカ人、アメリカはレベルが違いますとか、言いそうやからなー」とぼやく多田。
「みんなトランプに見えてきた」と苦いジョークの久野。大谷選手の話をするだけで、気持ちが膨らみます。
サッカー編から来年へ
千葉に負け グラっときた J1復帰(Hさん)
サッカーは名古屋グランパスが負けてJ1へ自動昇格できなくなりました。
昇格の 夢がグラグラ 崩れ去り(Iさん)
ただ、これからJ1昇格をかけたプレーオフがあります。勝ち続けてぜひ昇格して欲しいですね。
そのグランパスに対しての句です。
出れるだけ うらやましいと ドラファン(Jさん)
実感です。ドラゴンズはプレイオフにも出られなかった。しかし、もう気持ちは切り替えました。
今だけは 気持ち膨らむ ストーブで(Kさん)
「『ストーブリーグは全チームが来年優勝だ!』という気持ちですね」の最後の多田の言葉に、みんな頷いたことでしょう。
(みず)
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