10月31日の『多田しげおの気分爽快!! 』の「情報サプリメント」では「その肩こり『枕』が原因?」について取り上げました。
パーソナリティの多田しげおは枕に無頓着、どんな枕でも寝られます。
一方、非常に枕に関心のある火曜アシスタント桐生順子。
関心の深さは人それぞれですね。今回の取材は桐生が担当しました。
桐生の悩ましい枕選び
眠る時、多くの方が枕を使うと思いますが、実は桐生、こどもの頃から今まで枕を使ったことがないそう。
枕を気にしていないかというとそうではなく、敏感すぎて、高さ、素材など、今までいろいろなものを試してきたけれど、合うものが見つからないので結果要らないとなったとか。
「今のところ枕を使わなくても眠れるので、枕を使わないできていますが、大半の方は枕を使っていると思います」(桐生)
では、どんな枕を使ったらいいか、雨晴クリニック副医院長の坪田聡先生に伺いました。
枕は必要か?
―まず、枕って必要ですか?
しない方が楽に寝られる方は、無理に枕をする必要はないです。ほとんどの人は枕をした方がよく寝られるので、多くの人には必要だと思います。
枕が高すぎる時には首が前に曲がって、喉がつまります。
逆に首を後ろに反らすと、空気の通り道が引き伸ばされて長くなります。
ちょうどいい枕の高さに合わせると、空気の通り道がちょうどいい広さになって、息がしやすいことが多いです。
桐生「枕をするひとつの理由が、睡眠中の呼吸のしやすさ。それも高さがぴったり合っていればという話です」
多田は、枕については気にしたことがないそう。枕なしでも十分寝られるし、板の間でも本を枕にしても熟睡できるとか。
桐生「高さを合わせたり、素材を選んだりしたこともない?」
多田「あてがわれた枕で寝て、それが変わっても関係ない。鈍感?淋しくなるな」
枕に関しては、まったく正反対の二人でした。
理想の枕は焼き鳥のように回れる?
―理想的な高さの枕はどんなものでしょうか。
立った時の姿勢は首が少し前に、だいたい15度くらい、カーブしています。後頭部が前に出ています。寝た時もそのまま保つように枕の高さを合わせることが多いです。
もうひとつ、横向きになった時、顔の真ん中のラインと胸からのお腹のラインが一直線になって、寝返りして上半身と下半身が一緒にぐるぐると回れるようなものがいいです。焼き鳥の串を焼く時、くるくる回るような感じで、身体全体がスムーズにごろごろ回るのがよいです。
桐生が補足します。
「人は寝ている時に何度も寝返りを打ちます。だから、身体の縦のライン、鼻先、あご、胸、お腹が一直線になることが理想。
両手を胸の辺りでクロスして、胸にあてて腋をしめます。この状態で横になって枕の上でごろごろ寝返りをする。横向いた時に頭が上がったり下がったりしたら、これは合ってないかもしれないです」
理想の枕の高さの方程式!
―簡単にちょうどいい高さが分かりませんか?
枕の理想の高さの目安とする計算式があります。
(身長-100)÷10
身長170の人なら7cmです。
これはあくまでも目安で、この数字プラスマイナス2cmの幅で微調整します。
桐生「いま使っている枕と比べて、低いと思った方もいるかもしれません」
多田「じゃ、簡単にいうと、枕を低くしてみるとよくなるかもしれませんね」
桐生「先生もそれをおっしゃっていました」
肩こりは枕のせい?
―合わない枕をしていると、どうなりますか。
多いのは朝になると首が痛い、肩こりがひどくなるという症状の人が多いです。
そのほか全身的に問題が起こることがあって、腰痛を訴える方、いびきが出る方がいます。
「私のように枕を使ってない人は首がストレートネック(首の骨の配列が直線状になること)になりやすいそうです。肩こりや頭痛の原因になってしまうそうです」
自分の枕のチェック法
―使っている枕が合っているか、簡単にチェックする方法はありますか。
朝起きてすぐに、お使いの枕を見てください。
もし枕が頭から外れていたらあってないです。
形があまり真ん中がへこんだりしてない方がいいです。
枕が高すぎると枕をずらして外したりしますし、低いと頭の後ろに手を入れて枕の高さを補おうとしたりします。
桐生「歳を取ってくると枕も変えていった方がいいそうです。なぜかというと、腰や背中のラインが変化するからです。要は曲がってくるので、枕も微調節して変えていく方がよく寝られるそうです」
多田「寝るって難しいんだなぁ」
桐生は「眠りが浅い、起きて疲れが取れない方は、枕が合ってないかもしれませんから、一度チェックしてみて下さい」とまとめました。
筆者は寝られないタイプなので、旅行はできればマイ枕をもっていきたいです。
(みず)
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2017年10月31日07時40分~抜粋