『多田しげおの気分爽快!! 』では天体の不思議をシリーズで特集しています。
20日のテーマは「流れ星」。
21日の夜に、オリオン座流星群がピークを迎えました。そして、12月にはより規模が大きいふたご座流星群星が見られます。
スタジオには名古屋市科学館天文係の毛利勝廣さんが出演しました。
多田しげおが、「流れ星」はどのようにしてできるのか、どうすれば見つけやすいかなどポイントを伺いました。
「流れ星に願いごと」は難易度が高い?天体の不思議。
流れ星はなぜ光る?
――そもそも流れ星、何が空を飛んでいるのですか。
星とついていますから、オリオン座の星のようですが、全然スケールが違います。流れ星のもとになるものはミリ単位の非常に小さな粒です。明るいものでもセンチ単位です。
光っている場所は上空100kmくらい、地球の空気の中です。
ISS(国際宇宙ステーション)は上空400kmで地球の周りを回っていますが、あれより遥かに下です。
小さいものが宇宙空間を飛んで、地球の空気にぶつかります。上空100kmくらいは宇宙空間から見ると、ぐんと空気が濃くなるところです。
そこへ凄いスピードで粒が飛び込んでくる。急に空気があるので、ブレーキがかかる。すると3,000度くらいまで温度が上がって、一瞬にして溶けてまわりの空気と一緒に光る。流れ星は結構激しい衝突現象です。
――光から消滅までは、だいたいどのくらいの時間ですか。
大きい粒ほど長くはなりますが、普通は1秒もかからないです。だから願い事を3回言うのは難しいですね。
粒も地球の仲間
――粒はもともと、どこから来るのですか。
もともとは、太陽を中心にしてぐるぐる回っている地球などの仲間で、思いっきり小さいものです。太陽系にはいろいろな移り変わりを経た小さな粒がポツポツあるのです。
そこへ地球が通ってくる。粒もこっちへ来るとぶつかる。そして大気のところへ来て光る、これが流れ星という現象です。
流れ星は月には激突?
――では地球だけではなく、いろいろな惑星で流れ星の現象は起きているんですか?
はい。月でも起きていますが、空気がないので地面に激突します。結構大変なことです。
――地球は大気が守ってくれているわけですね。
月面は細かい穴がいっぱいあります。空気がないとどんなものも落ちてきます。ありがたいことに、地球では呑気に流れ星を見られるわけです。
――粒が溶け切らず、地表まで到達するとどうなりますか。
それが隕石です。
それくらい大きなものは、小惑星のかけらなどです。
次は12月ふたご座流星群!
――10月21日のオリオン座流星群の時は天候が悪かったですが、12月のふたご座流星群はもっとすごいようですね。
川でも大きい川と小さい川があります。流星群もまばらなものとたくさんのものがあります。
オリオン座流星群は小川程度で、ふたご座流星群は大河で、しかも流量が毎年一定しています。
その日、お天気や月明かりの様子で見られる数は変わってきます。
たくさん見るにはどうしたらいい?
――オリオン座、ふたご座自体は星としては関係ないわけですね。
流れ星の飛び込んでくる方向がどこからいう時に、ふたご座の方向から飛び込んでくるので「ふたご座流星群」と名前がつけられました。
――どのくらい見られますか?
ふたご座は冬の星座で、9時頃には上っていて、夜中には高くなり明け方に沈みます。一晩中空の高いところにいるので、流れ星が安定して見られます。
晴れなら、9時、10時くらいからがいいと思います。
また12月13、14日だけ見えるというものでもないです。
流星群としては多いですが、街中では1時間に10個~15個、山奥でも20~30個くらいです。
気長に、寝転がって、広い範囲を見るといいです。
「流れ星はロマンですね」と多田は期待を込めて言いました。
12月のふたご座流星群はぜひ晴れて欲しいものですね。
(みず)
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