多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

道後温泉に新しい湯屋が誕生。気になる本館との違いは?

10/9の『多田しげおの気分爽快!!』では、四国・愛媛県松山市の道後温泉について取り上げました。

道後温泉と言えば道後温泉本館を思い浮かべる方も多いでしょう。国の重要文化財であり、夏目漱石の名作『坊っちゃん』にも登場します。また宮崎駿監督のアニメ映画『千と千尋の神隠し』に出てきた油屋のモデルになったとも言われています。

この道後温泉本館が、来年の秋以降およそ7年間、工事のために休業することになりました。

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道後温泉といえば道後温泉本館


道後温泉のシンボル的な存在である道後温泉本館。
1894年(明治27年)に建てられた頃の雰囲気を保ってきましたが、長年に渡る劣化のため大規模な改修が必要となったのです。

その代わりという意味合いもあって、別館として新しい湯屋が建てられ、9月26日にオープンしました。
それが「道後温泉別館 飛鳥乃湯」です。
道後温泉事務所の柴田仁さんに電話で伺いました。

朝からお風呂に並ぶ


朝7時にオープンする飛鳥乃湯。柴田さんにはその30分後に電話をかけています。

「オープン前から20人ぐらいのお客様にお並び頂きまして、その後も、たくさんのお客様に来ていただいております」

新しい飛鳥乃湯には、露天風呂もあるそうです。

「外気に触れていただいて、お風呂に入って頂くのは贅沢な時間かなと思います」

イメージは飛鳥時代


道後温泉本館の方は昔ながらの雰囲気の建物なんですけども、新しい別館はどんな感じなんですか?

「道後温泉は、日本最古の温泉とも言われていますが、その歴史の深さを感じてもらえるものがなくて、どうしても明治の道後温泉本館というイメージでした。そこで、今回の飛鳥乃湯は、聖徳太子とか斉明天皇も来られた温泉地と言うことで、飛鳥時代をイメージした外観になっています」

具体的には、飛鳥時代の建築様式に見られる朱塗りの柱や瓦の吹き方とのこと。
建てられた当時を再現したお寺のような、煌びやかな雰囲気があるそうです。

お金かかってます


内装についても尋ねます。

「道後の歴史の深さや、道後あるたくさんの伝説や物語を伝える展示がしてあります。それを単純に表現したのでは面白くないので、愛媛の伝統工芸に新しいデザインを加えた表現にしています。
例えば、日本三大絣の一つである松山市の伊予絣とか、松山市の隣の砥部町の砥部焼といった伝統工芸品に、新しいデザインを使って、道後の物語を表現しています」

お風呂に入るのもさることながら、展示品をゆっくり見て回るだけでも、かなり面白そうです。

「休憩室に間近に飾ってあるので、お風呂上がりに浴衣に着替えて楽しんでもらえればと思います」

「随分お金かけて作りましたね?」と多田しげおの下世話な質問に、柴田さんは「そうですね」と一言。豪華絢爛な湯屋です。

お風呂に入る贅沢


本館の方には、何度かお邪魔したという多田「個室があって、そこで入浴する前と後にゆっくりできたんですけども、新しい別館飛鳥乃湯にもそんなところがあるんですか?」と尋ねます。
個室の休憩室が5つ備えられ、また開放感のある大広間の休憩室もあるそうです。

「なんとも言えない、こんなに贅沢な気持ちを味わえるのかと、そんな思いをさせてくれるところですよね」としみじみ語る多田。
「もちろん、そういった道後らしさは引き継いでいます」と柴田さん。

気分は道後温泉


大浴場の広さは「定員が40~50名ぐらいのゆったりとしたお風呂」とのこと。かなり広いです。

「露天風呂もあって、特に個室で休憩すれば、お茶とかお菓子もいただけるんですよね?」

休憩室でくつろぎながら、中居さんに対して尋ねるような多田です。

「お菓子は、今回、飛鳥乃湯のために、地元のお菓子業者さんに作ってもらいましたので、贅沢な時間を過ごしてもらえるんじゃないかと思います」

公衆浴場ですから、ホテルのように予約は必要ありません。誰が行っても、その場ですぐ入れます。旅の途中でふらっと入れるのが良いところです。
これから本館は工事に入るんですが、別館が十分に役目を果たしそうです。
行楽の秋、ちょっとした贅沢を味わってみては?
(尾関)
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2017年10月09日07時33分~抜粋

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