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Jアラート、元は気象情報を知らせるためのものだった

8月29日、北朝鮮がミサイルを発射して、各ニュースでJアラートが話題になりました。

実は、このJアラート、もともとは気象の緊急情報のためのシステムだったんです。
そこで気象予報士の澤朋宏アナウンサーに、Jアラートについてお話を伺いました。

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そもそもJアラートとは?


「Jアラート」は日本語で言うと「全国瞬時警報システム」。
名前の通り、全国のすべての国民に対して、中央から、瞬間的に大事な情報を伝えるためのシステムです。

簡単に言うと、最初のスタートとなるのは消防庁です。気象関係の情報の場合は気象庁から、武力攻撃などの場合は内閣官房から情報が集まってきます。

消防庁から自動的に全市町村へ情報が送られます。それを受けた全市町村の役場の中では、その情報を受けると同時に、防災無線などが自動に起動して、サイレンなどが鳴るというシステムになっています。

一刻を争う情報ですので、人を一切介さないようにしたのがポイントです。

携帯、スマホにも入ってくるシステム


そもそも、この全国瞬時警報システムを作ろうと思った時の考え方に「瞬間的にもれなく、すべての国民に伝えたい」があったわけです。

市町村からの無線やサイレンだけでなく、より安全のために、さらにもう一つ網をかけよう、となりました。

そこで「国民のほぼ全てが持っている、常に電源が入った状態で、かつ通信が可能な機械って何だ?」となります。

これは当時の無線の電話、今は携帯電話がそれに一致するので、Jアラートは、大手の携帯電話会社を通じて、同時に配信もしようとなりました。

配信については、先ほどのJアラートもそうなんですが、対象地域を限ることができるんです。

対象地域にいれば、強制的に鳴る


29日は、ミサイルが飛んで行った方向が東北地方から北海道でした。警報の対象地域は、東北地方と北海道の12道県。

携帯電話の場合、その対象12道県にいた人が持っている携帯電話は、いくらサイレントモードになっていても、自動的に音がしていたであろうと言えると思います。

では対象地域外でも入ってきたのはなぜでしょう?

それは、スマートフォンであるが故で、アプリというソフトをいろいろ導入することによって、興味、関心のある人は、自分の住んでる街以外に向けた情報も受け取れるような設定にできるんです。

防災無線は確実か?


自治体ごとの防災無線と、携帯やスマホ、どちらの警報が確実でしょう?

それは場合によります。
山間部にお住まいの場合ですと、携帯電話の電波の入りが悪い場合があります。そうなると、防災無線の方が確実です。

地域によっては、各戸に置く地域FMラジオというものがあります。地震が起きると、自動で電源が入るラジオです。全ての国民を守るためには、いろんな網をかけなきゃけないんです。

警報の種類は何種類あるの?


全部合わせると24種類の情報があると規定されています。29日のような弾道ミサイルが飛んでくる場合の警報。あとは、航空機による攻撃、いわゆる空襲警報。

その他、大津波警報や緊急地震速報などの10種類については、携帯、スマホに情報が行き、自動的に市町村のサイレンが鳴る、というふうになっています。

それ以外にもあと14種類あって、それについて市町村は、マニュアルで起動するかどうかいろいろと決められています。

旅行先でも安心


大地震が来て、津波の心配がされる昨今ですが、特に沿岸にお住まいの方のみならず、沿岸に旅行に行った時など、十分役に立ちます。

もちろん、そういった緊急情報は、各放送局にも瞬時に入ってきますので、CBCラジオでもいち早くお伝えするという体制をとっています。

国民の命を守るためのJアラートですが、ミサイル非難や空襲警報だけは、聞きたくないものですね。
(尾関)
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2017年08月30日07時21分~抜粋

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