多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

救急車を呼ぶべきかどうか、判断基準は何? 迷ったらこうする!

あなたは救急車を呼んだことがありますか?
自分やまわりの人たちに緊急事態が発生した場合、どういう状態だったら救急車を呼ぶべきなのでしょうか。
“情報サプリメント”今日は「救急車を呼ぶ or 呼ばないの判断」についてです。

迷った時、相談するところはある? 救急車を呼ぶときに何か注意することは?
命に関わることなので、いざという時、的確な判断ができるように、日頃から情報を得て、考えておきたいですね。

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キーワードは「これまでにない〇〇」


火曜アシスタント原田裕見子が、かなまち慈優クリニック院長で予測医学研究所の所長でもある高山哲朗先生に伺いました。

ぜひみなさんも一緒にシュミレーションしてください。
『自分が、あるいは、目の前の誰かが調子が悪くなりました。では、救急車を呼ぶべきか?』

「判断基準として、一番わかりやすいのは、歩けないとか立っていられないとか。これがひとつのキーワードです。
もうひとつは『これまでに経験したことがないような〇〇』がキーワードとなります」

〇〇には痛み、熱、苦しさなど、様々な体の不調が入ります。
特に、頭、顔、胸であれば、急いで119番です。

「頭なら激しい頭痛、胸が苦しいとか、麻痺があるとか、片目だけ見えないとか、これまで経験したことがないというのがひとつのサインになります」

相談できるところがある!


ただ現実には「これはどうなんだろう?」と判断できないケースもあります。

「自分ではわからない、どうしたらいいんだ?という時は、次のところに電話して相談してください。
小児の場合 #8000(全国共通)
大人の場合は、例えば愛知県には、愛知救急医療情報センターというのがあり、専門の方が相談に乗ってくれます。あまり救急車ばかり呼ばれてしまうと、本当に必要な人が遅れてしまうことになるので、ぜひこれを知っていただきたいです」

大人の場合は、東海三県、県ごとに救急医療情報センターがあります。
例えば愛知県では、名古屋市からかける場合、連絡先は次の通りです。
救急医療情報センター 052-263-1133

あなたの地域の番号を、あらかじめ調べて、携帯電話に登録しておくといいですね。
あるいは、電話の前の壁にどんと貼っておくとか。

原田もこのようにフォローします。

「ここに電話し、症状を伝えると、救急車を呼びましょうとか、これは呼ばないで自分で病院に行きましょうとかの判断、あるいは病院に行く場合は、今の時間ならこの病院が受け入れてくれますと、親身になって相談に乗ってくれるそうです」

まず、人を呼ぶことも大事


実際に救急車を呼ぶことになった時、ぜひ次のことを心掛けてください。

「最初に人を呼ぶことは重要です。できることが変わってきます。ひとりが救急車を呼ぶ、ひとりが心臓マッサージなど応急処置をする、AEDを運んでくるとか、救急車の誘導をするとか。ぜひたくさんの人を集めて対応していただきたいです」

高山先生の言葉を受けて、原田も補足します。

「特に脳卒中、心臓疾患の場合は時間が勝負という面も出てきます。発症してから10分以内に救命措置をしないと危険ですので、その時はまわりに助けを求める、そして迷わずに救急車を呼んでください」

「頭部、胸部にこれまで経験したことのないような痛みとか苦しさがあって、歩くのもしんどいと思ったら、すぐ119番にかけてください」と、多田しげおが最後にポイントをまとめました。

救急車、私の体験談が続々と


リスナーからたくさん体験談が寄せられました。
救急車を呼ぶのを迷う理由としての代表的な意見。

「近所の野次馬が集まってくるのがいやで」(Aさん)
「病院に行った結果、軽かったら変に思われるんじゃないかなと思って」(Bさん)

とにかく迷ったら、電話相談ですね。

「息子がマムシにかまれた時、話すこともできたので、マイカーで救急外来に行きました。すると看護士さんから『救急車で来ないとだめですよ。重篤になる危険もあったのですから』と言われました」(Cさん)

ここは難しい判断ですね。

「最近、救急車がサイレン鳴らしていても、全然道を譲らない車が多いです」(Dさん)

という、怒りのご指摘もありました。

筆者は今年の1月交通事故に遭い、救急車に乗りました。呼んで下さった方、救急隊員の方に感謝です。
(みず)
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2017年07月04日07時37分~抜粋

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