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洗濯王子が一年中”部屋干し”を貫く意外な理由

金曜日の天気予報のコーナーでは、気象予報士でもある澤朋宏アナウンサーが登場し、天気にまつわるお話をしています。
6/23は、洗濯アドバイザー・中村祐一さん(33歳)から聞いたという、「梅雨時の洗濯」についてのアドバイスを披露しました。

中村さんは長野県のクリーニング店の3代目であり、一般の方々に洗濯の知識を分かりやすく伝える、洗濯アドバイスの達人です。
“洗濯王子”の愛称でメディアに何度も登場しています。

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洗濯はルーティン?


「イメージとしては、笑顔が爽やかで、白いシャツが似合って、青空をバックに洗濯洗剤のCMに出てきそうな。まさしく王子という感じの方」と語る澤アナ。そんな中村さんにこう聞いたそうです。

「王子にとっては、梅雨の晴れ間とかって嬉しいんでしょうね。パーッと干せて」

すると、こんな意外な答えが。

「あ、僕、年中“部屋干し”です」

梅雨時どころか、いくら外が晴れていても、部屋干しなんだそうです。

「本当に洗濯王子?」と疑問を投げかける、パーソナリティの多田しげお。澤アナもつい「イメージと違いますよー!」と本人に言ってしまったそう。

普通は、日光に当てないとと思っちゃいますよね。でも、そうじゃないと言う中村さん。

「いやいやいや。なぜなら、僕は洗濯が大好きなので、『晴れたら干せる!雨なら干せない…』という風に、天気に左右されてテンションの上がり下がりが生まれるのがイヤなんです」

そんなわがままな…とも思いますが、自分のペースを乱されたくないという、こだわりなんでしょうね。
イチロー選手の“ルーティン”のように、もはや中村さんにとって洗濯は生きていくために必要なリズムなのでしょう。

乾きにくいようで乾きやすい場所


では、どこで部屋干しをやっているのでしょう?毎日、リビングに洗濯物があるとジャマですよね。まさか、部屋干し専用のお部屋とかあったりして…。ところがこれも意外な答えが返ってきました。

「お風呂場で毎日やってます」

は?お風呂場で干す?あんな湿気の多そうな所で?
確かに、突っ張り棒を使って衣類を引っかけ、浴室乾燥機で乾かすというやり方がありますね。
しかし、中村さんは衣類乾燥機などは使わないのだそうです。

ますます意味がわからなくなったという澤アナ。でも、話を聞いていくうちに、気象予報士として「なるほどな」と感じたのだとか。

「お風呂場というのは、窓やドアなどがピッチリ閉め切られますよね。その中で、換気扇だけを回すことで、狭く閉め切られた空間に、強制的に、一方的な風(空気の流れ)を作ることができます。そういう場所に、しっかり脱水した洗濯物を干しておけば、翌日お風呂に入る頃までにはしっかり乾くんですって」

お風呂場なら、一日のうちに使う時間は限られていますから、ジャマにもなりません。理にかなっています。

梅雨でも心は晴れやかに


ただやはり、太陽の光に当てる殺菌効果などのメリットはかなりあるはず。それを捨て切るのはちょっとためらいますね。
しかし、中村さんが過去に残した発言によると、天日干しにはこんなデメリットが考えられるそうです。

「紫外線による衣類の日焼け・色あせ」
「大気中の汚れ・花粉・黄砂・PM2.5などが衣類に付着する」

濡れたままの時間が長いと菌が繁殖しやすい。短期間で乾燥させることが大事なんだそう。なので、早く乾燥させられるのなら部屋干しの方が良い、というのが中村さんの見解なんだとか。
抗菌力の高い洗剤を使うとより効果的だそうですよ。

梅雨時の部屋干しというと「ジメジメする、臭い」というネガティブなイメージが浮かびますが、別にそんな悪いモノじゃないと教えてくれた中村さん。

考え方次第で、心はいつでも晴れやかにできるということを、澤アナは教わったのかもしれませんね。
(岡戸孝宏)
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2017年06月23日08時06分~抜粋

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