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あなたの空き家は大丈夫?放って置くと大変なことに!?

今回の“情報サプリメント”では、空き家の火災保険を取り上げました。

現在、日本の空き家の総数は約820万戸で全体の14%を占め、今後も増えると
見られています。そんな中、国土交通省の調査では、空き家を持つ人の半数超が相続で取得しており、今後5年以内は「空き家にしておく」という人が2割強いたそうです。

相続した空き家をどうするかは、今や多くの人にとって頭のいたい問題のようですが、その1つは空き家の保険。人が住んでいる時は多くの人が火災保険をかけていると思いますが、その家が誰も住まなくなって、空き家になった場合、火災保険はどうすればよいのか?

今回は、ファイナンシャルプランナーで社会福祉士の清水香(しみずかおり)さんに伺いました。

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それまでの火災保険は空き家でも有効か?


空き家になった場合、それまで加入していた火災保険に継続して入ることはできるのでしょうか?清水さんによると、残念ながらできないそうです。なぜなら、それまでの火災保険は人が住んでいることを条件に適用されるものであり、空き家になれば、条件が変わってしまうからだそうです。

もう少し詳しく説明すると、人が住む家に比べて空き家のほうが痛みやすい、壊れやすいなどリスクが高まります。つまり、空き家か、そうでないかでリスクが異なります。そういった意味で、それまでの火災保険では継続して入ることができない、とのことです。

空き家の保険とは?


では、空き家はどんな保険に入るんでしょうか?清水さんに伺いました。

「事業用物件が入るような火災保険に入り直すことになります。(事業用物件は)住宅物件に対して、一般物件という言い方になるのですが、一般物件用の火災保険に入ることになります。保険料は同じ条件で比べたときは(住宅物件用の火災保険より)高くなってしまいますね」

先程の話にあったように、リスクが高まる分、同じ条件で比較した場合、やはり空き家の保険は住宅用の火災保険より保険料が高くなります。

地震保険は空き家でも有効か?


ところで、地震保険についてはどうなのでしょうか?

清水さんによると、地震保険は人の生活体系を支えるための保険なので、住宅物件にしかつけることができず、空き家に地震保険はかけられないのだそうです。

空き家に対する考え方を見直そう


では、空き家に対して私たちはどのような考え方を持てばよいのか?
清水さんはこのように指摘します。

「空き家は放置していれば痛んでしまうし、税金や保険料などコストもかかる。だから、活用するなり、売るなり方向性をきちんと検討することが大事です」

空き家をどうするのか?先送りをせずに考えることが重要なんですね。

空き家になったら、空き家になったことを保険会社に知らせ、空き家を対象にした保険に入る手続きを早くしたほうがよさそうですね。
そして、できるだけ早くその空き家をどうするのか検討しましょう。
(ふで)
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2017年06月19日07時39分~抜粋

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