多田しげおによる、聴くコラムのコーナー「ビタミンCげお」。
今日のテーマは「名古屋市の新キャッチコピーが決まる」です。
3日に名古屋市が自らの新しいキャッチコピーを「名古屋なんて、だいすき」と発表しました。
大学生の作品が採用されたとのことですが、「とっても」という意味の「なんて」ではなく、やや後ろ向きな印象を受けてしまいそうですが、あえて気にかかるようなコピーを選んだのでしょうか。
審査員からは、「この言葉を投げかけられると、”なんで?”と聞きたくなり、そこから市民が語り出す」という意見が出たそうです。
「行きたくない街No.1」名古屋の汚名返上なるか?
全国主要8都市中、最下位……
なぜ今、名古屋市のキャッチコピーを新たに打ち出したのでしょうか。
昨年6月に名古屋市が自分の市を含め、全国主要の8都市に住む方を対象に「全国8都市についてそれぞれ、どの程度行きたい街か?」を調査したところ、名古屋市の指数が最下位(京都のわずか27分の1!)になってしまい、「行きたくない街No.1」というありがたくない称号を得てしまったのです。
そんな汚名を返上すべく、新たなキャッチコピーを元に街のPRを強化し、全国から名古屋へ観光に来てもらおうというわけです。
名古屋観光の起爆剤!レゴランドオープン
もちろん、名古屋市もただ手をこまねいているだけではありません。
観光の起爆剤となりそうなのは、この1日にオープンした大規模なテーマパーク「レゴランド」。東京ディズニーリゾート・USJに続く、日本で第3の世界的なテーマパークが開園したと、大きな話題を呼んでいます。
中日新聞が2日、レゴランドに来園した100組の方に、どこから来たのかアンケートを取ったところ、東海三県以外から来た方が47組と、結構多いという結果が出ました。
さらに別の調査によると、今年のゴールデンウィークにおける宿泊予約の増加率(前年比)は、全国で名古屋がトップだそうです。
「今年のゴールデンウィークは、名古屋に行こうという人が多いのでは?」と、多田も期待が高まります。
大きく変わる!名古屋再開発
今後も金城ふ頭の辺りはレゴランドホテルなどが建設予定であるのはもちろん、大型ショッピングモールの誘致や、名駅周辺も再開発されるなど、この数年で名古屋が大きく変わることが予想されます。
また、観光のために名駅と金城ふ頭をつなぐ水上バスを運行する計画もあるそうです。
この勢いに、「名古屋以外の所から観光で人がやってくるのは、歴史上初めてではないか」という意見も出るほどだそうです。
いやいや、今までも「リニア・鉄道館」や「名古屋港水族館」がありましたって!と言いたくなりますが……。
ともかく、今後も家族をターゲットにした施設が充実していくことで、観光客が増えそうですね。
みなさんも、RadiChubuの記事をきっかけにradikoプレミアムでCBCラジオを聴いて頂き、名古屋に興味を持って頂いた上で、ぜひ観光に来てください。
(岡本)
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