★10月のテーマ「ゲノム医療」
名古屋大学 医学部附属病院 化学療法部教授
安藤雄一 先生
ゲノムやゲノム医療について説明します。どの細胞にも核があって、その核の中に遺伝子が詰まっています。その遺伝子を含むものがゲノムです。がん細胞の核の中にある遺伝子に異常がおこると、がん細胞が増えるということが最近わかってきました。がんの治療では、遺伝子を含むゲノムを標的にした医療が進んでいます。そのためゲノム医療という言葉がよく使われるようになりました。以前はがんの原因は何か？ということは詳しくわからなかったのですが、最近ではがんの原因となるいろいろな特徴がゲノムのレベルの詳しさでわかってきました。したがって、がんの治療をする時に「ゲノムのこの異常を標的にして治療すればよい。」ということで、分子標的治療薬といって、分子レベルでゲノムの色々な特徴を標的にした治療薬が発達してきました。少し前までは、一つ一つの遺伝子の異常を調べるのに随分お金や時間や手間がかかりましたが、技術がどんどん進歩して、今は同時に何百という複数の遺伝子の異常を調べられるようになりました。それがゲノム医療に大きな変化をもたらしています。がん細胞を検査にすると、同時に何百という数の遺伝子について、遺伝子に変異があるとか、染色体がちぎれて他の所にくっついているとか、異常な染色体があるとか、そういったことがわかるようになったのです。たくさんの遺伝子を同時に調べる検査のことを遺伝子パネル検査と呼びます。
加藤哲也 さん（三重県カラオケボックス協会 会長）
★力を入れて取り組んでいる事
2019年鈴鹿市介護予防普及啓発事業の一環として4月17日より鈴鹿市民を対象に第一興商三重支店が主催する「健康体操教室」を毎週水曜日に鈴鹿市バンダイカラオケ鈴鹿ハンター店にて開催しております。これらの教室では社団法人日本音楽健康協会認定の音楽健康指導士がインストラクターとなり、生活総合機能改善機器、ＤＫエルダーシステムを使用して、歌って、体操し、楽しみながら継続できる機能訓練をモットーに脳トレや体力づくりに取り組んでおります。
★心に残るできごと
我々日本カラオケボックス協会は毎年カラオケの日本一を決める「日本カラオケボックス大賞」という全国大会を開催しています。その三重県の予選会が鈴鹿市にありますショッピングセンターの鈴鹿ハンター特別ステージで毎年開催されています。今年は71名のエントリーがございました。そこにシニア部門がございまして、見事に通過し予選会へ7名出演されました。普段からボイストレーラーの先生に歌の資料をおくられており、その集大成として全国大会の三重県予選会に挑戦されました。全国の予選会でも特別な大会でして、ポップス部門1位から3位、演歌部門1位から3位、シニア部門1位から2位と、すべて賞状とは別に副賞で松阪肉がついてきます。なぜかと申しますと、三重県会場の人たちが松阪の出身なのと、優勝された出場者の方に感想を聞いてみますと、「優勝して賞状とトロフィーを持って帰っても家族の反応がいまいちなんです。」というお話が結構あったからです。そこで思いきって商品を松阪肉にしたところ、お父さんが優勝した時は、「お父さんすごい！」と家族に言われ、娘さんが優勝した時は、「よくやった！」「でかした！」と家族に言われ、高校に受かった時よりも喜んでいただいたそうです。ですからそれからずっと副賞を松阪肉にしております。出場者のエントリーも多く、「協会のトロフィーはお肉に負けている。」と複雑な気持ちになるほどです。
★今後の課題
現在65歳以上の団塊の世代の方は皆さんとてもお元気です。様々な事に興味をお持ちで、一緒に体操していても皆さん笑顔で本当に楽しそうです。ただ教室に参加されている方々は女性が中心で、男性もいらっしゃいますが奥様に一緒に連れてこられた方等、あまり積極的な参加ではないようです。鈴鹿市とも協議しているのですが、男性限定の健康体操教室を10月より開催していく予定です。教室の日程は毎週水曜日、お昼1時半から3時です。男性限定は毎月第4水曜日の同じ時間に開催しております。場所は三重県カラオケバンダイ鈴鹿ハンター店です。たくさんの参加をお待ちしております。
