●教えてドクター
★5月のテーマ「緩和ケア」
名古屋大学医学部 化学療法部
杉下 美保子 先生
病気がわかってもお子さんに告げられない、またはどのように告げたらいいかと悩まれて緩和ケアチームにもご相談があるケースも多々あります。当院にはチャイルドライフスペシャリストというお子さんやご家族が抱える心の負担を軽くして治療に臨めるように支援するという専門家が3名おりますので、専門家と連携しながら対応しております。親御さんががんになった子どものためのサポートプログラムという活動もしております。その活動の中のアンケートで、「自分のせいで親が病気になったのではないか?」と誤解しているお子さんもいて、実際誰にも相談できず悩んでいらっしゃるお子さんがいることがわかりました。病気は誰のせいでもないということを正しく伝えて、理解していただくという活動をしています。がん対策の推進基本法でも、子どもの頃からがん教育を受けることの重要性や、がんに対する正しい知識や認識を深めることの大切さが強く言われております。実際、がんの患者さんへの理解や命の大切さやがんの経験者の声を伝えていくのも重要だと考えております。重要な活動だと考えておりますので、今後も継続していきたいと考えています。小学校や中学校にも専門のドクターや看護師さんが出向いて授業をする活動が広がっております。
名古屋大学医学部 化学療法部
杉下 美保子 先生
病気がわかってもお子さんに告げられない、またはどのように告げたらいいかと悩まれて緩和ケアチームにもご相談があるケースも多々あります。当院にはチャイルドライフスペシャリストというお子さんやご家族が抱える心の負担を軽くして治療に臨めるように支援するという専門家が3名おりますので、専門家と連携しながら対応しております。親御さんががんになった子どものためのサポートプログラムという活動もしております。その活動の中のアンケートで、「自分のせいで親が病気になったのではないか?」と誤解しているお子さんもいて、実際誰にも相談できず悩んでいらっしゃるお子さんがいることがわかりました。病気は誰のせいでもないということを正しく伝えて、理解していただくという活動をしています。がん対策の推進基本法でも、子どもの頃からがん教育を受けることの重要性や、がんに対する正しい知識や認識を深めることの大切さが強く言われております。実際、がんの患者さんへの理解や命の大切さやがんの経験者の声を伝えていくのも重要だと考えております。重要な活動だと考えておりますので、今後も継続していきたいと考えています。小学校や中学校にも専門のドクターや看護師さんが出向いて授業をする活動が広がっております。