●教えてドクター
★4月のテーマ「大腸がんの最新情報」
名古屋大学医学部 消化器外科
中山吾郎 先生
大腸がんと診断された時に既に他の臓器に転移がある場合や手術の後に再発が発見された場合でも様々な治療があります。大腸がんで転移や再発が多い臓器は肝臓や肺ですが、切除できる場合には、手術が治療の1番の選択肢となります。また、切除が難しい場合には、抗がん剤治療(化学療法)が治療の主体となりますが、大腸がんの化学療法は年々進歩しています。切除が困難と診断された大腸がんの予後は以前8~12ヶ月でしたが、現在、きちんと治療を受ければ30ヶ月以上の予後が期待できるようになりました。さらに、抗がん剤の効果によってがんが小さくなり、切除が可能となる場合もあります。大腸がんの再発があっても、専門医とよく相談し、ご自身の病状やライフスタイル合った最適な治療を見つけて、諦めずにしっかり治療を受けることが大切だと思います。
名古屋大学医学部 消化器外科
中山吾郎 先生
大腸がんと診断された時に既に他の臓器に転移がある場合や手術の後に再発が発見された場合でも様々な治療があります。大腸がんで転移や再発が多い臓器は肝臓や肺ですが、切除できる場合には、手術が治療の1番の選択肢となります。また、切除が難しい場合には、抗がん剤治療(化学療法)が治療の主体となりますが、大腸がんの化学療法は年々進歩しています。切除が困難と診断された大腸がんの予後は以前8~12ヶ月でしたが、現在、きちんと治療を受ければ30ヶ月以上の予後が期待できるようになりました。さらに、抗がん剤の効果によってがんが小さくなり、切除が可能となる場合もあります。大腸がんの再発があっても、専門医とよく相談し、ご自身の病状やライフスタイル合った最適な治療を見つけて、諦めずにしっかり治療を受けることが大切だと思います。