健康ライブラリー 2019年3月24日

健康ライブラリー / ライフ・ヘルスケア

●教えてドクター 

★3月のテーマ「医学会総会の市民向け企画」

名古屋大学医学部 脳神経外科 教授
若林 俊彦 先生

日本医学会総会の市民向け企画の中の、子ども達の未来の医療を学ぶための「まなびのまち」についてお話します。病院の中にはお医者さんや看護師さんだけでなく、様々な仕事を支えているメンバーがいます。会場には理学療法士さん、介護福祉士さん、臨床検査技師さん、薬剤師さん、といったプロフェッショナルな方々がいらっしゃって、未来の医療従事者になりたい子ども達と接触し様々な体験ができるコーナーを設けています。多職種の医療専門職の方々がどんなことをしていて、将来どんな医療を行うのかを子ども達に語るだけでなく、様々な実体験ができるように企画をしております。例えば理学療法士さん達は、車椅子の操作の体験や老化の疑似体験や職業体験等も企画されております。医者を体験するには病理医のコーナーとして、実際に細胞を顕微鏡で見て診断をするという実体験を行うことができます。この会場以外にも名古屋市科学館で3月16日から「血液ツアーズ、人体大解明の旅」を同時開催していただいています。体の中を血液と一緒にめぐり、人体の不思議な旅を経験できるといった催しです。ポートメッセなごやと名古屋市科学館との2つの会場で子ども達が学ぶと様々な情報を得られます。

●スマイルリポート~地域の医療スタッフ探訪

山本侑輝 さん(介護老人保健施設 メディケア栄 理学療法士 )

◆力を入れて取り組んでいる事
現在、お一人お一人に合わせたリハビリを実施して生活の質を高めることに力を入れています。「自宅に帰りたい。」という方もみえれば、「自宅に帰ることは難しいけど、トイレには一人で行きたいな。」という方等、それぞれ要望が違います。そこで介護、看護、リハビリで目標を統一して、各職種で行えることを実施していくといったことを行っています。やはりリハビリだけでは時間が限られていますので、生活の場面でも多職種で連携して同じ目標を把握していくことが重要だと日々思っています。

◆心に残るエピソード
当施設に入所された利用者様で、リハビリをして車椅子から歩行器に変更することができた方がいらっしゃいます。そしてご本人の希望であったご自宅に帰ることができました。また、その後に当施設のデイケア(通いのリハビリ)を利用していただいて、徐々に表情が明るくなって、最後には「やっぱり家が一番だね。」と言われたことはとても印象に残っています。

◆現場の課題
人材の確保と人材の教育や育成が課題だと思います。現実に現場の職員は慢性的に不足しています。「これをしてあげたいな。」とか「利用者様の笑顔が見たいな。」といった気持ちを多くの職員が持っていますが、「他の業務があって行えないな。」と思っている職員も少なくありません。また人材の教育や育成の部分でも、現場を経験して覚えることが中心となってしまっていて、「なぜ、何のために今この業務を行っているのか?」といった具体的なところまでうまく伝わらないことが多いと感じます。そうならないためにも、新しい職員にはできる限り時間をかけてオリエンテーションを行い、同じ目標に向かって良いサービスを提供したいと思っています。
 
 

 
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