●教えてドクター
★1月のテーマ「糖尿病治療の最新情報」
糖尿病・内分泌 内科クリニックTOSAKI
院長 戸崎 貴博 先生
今までは糖尿病の薬は最低1日1回飲まなければなりませんでした。それが1週間に1回飲むだけで毎日飲むのと同じくらいの効果がある薬が出始めました。患者さんの満足度を当院で調査したことがあります。ほとんど効き目も値段も同じ薬を1日1回飲むのと、週に1回飲むのと比較すると、週に1回の方が満足度が上がることがわかりました。患者さんの満足度が上がると、おそらく通院を辞めたいなと思う気持も減るし、他の行動にもより熱心に取り組んでいただけるという印象を持っています。薬を飲むのを1週間に1回にして負担が減ることで糖尿病自体が良くなる方もいるかもしれません。またお年寄りの介護をしている方にとっても良い点があります。統計によると介護されている高齢者の方で、朝薬を飲んでいただくのに5分以上かかる方が70%もいらっしゃいます。毎朝薬を飲むということが減るだけでとても楽になると思います。それに飲み忘れも減ることが多くなると思うので、それによって血糖値が下がることになります。飲み薬だけでなく注射薬も週に1回のものがあります。これはGLP-1といって食事を摂った時だけインスリンを効率よく出す薬です。これは非常に効果が強力で、なかなか薬を飲んでくださらない高齢者の方にも介護の方が皮膚の上からパチンとボタンを押すだけで注射できます。寝たきりの方でもできますので非常に介護の現場では重宝されていると思います。他にも2つの薬を1つに合わせた配合剤というものも次々登場してきています。この配合剤を飲むことで2個が1個になる、3個が1個になるということになります。これで飲み忘れが減ったりきちんと飲めるようになったりして、血糖値が良くなる方もいらっしゃると思います。また配合剤は値段も安くなります。普通2つの薬を配合しますと、2つの薬をあわせた値段に0.8をかけて薬の値段はつくられます。配合剤にすると薬の数も減るし値段も安くなりますので、患者さんは喜ばれます。
糖尿病・内分泌 内科クリニックTOSAKI
院長 戸崎 貴博 先生
今までは糖尿病の薬は最低1日1回飲まなければなりませんでした。それが1週間に1回飲むだけで毎日飲むのと同じくらいの効果がある薬が出始めました。患者さんの満足度を当院で調査したことがあります。ほとんど効き目も値段も同じ薬を1日1回飲むのと、週に1回飲むのと比較すると、週に1回の方が満足度が上がることがわかりました。患者さんの満足度が上がると、おそらく通院を辞めたいなと思う気持も減るし、他の行動にもより熱心に取り組んでいただけるという印象を持っています。薬を飲むのを1週間に1回にして負担が減ることで糖尿病自体が良くなる方もいるかもしれません。またお年寄りの介護をしている方にとっても良い点があります。統計によると介護されている高齢者の方で、朝薬を飲んでいただくのに5分以上かかる方が70%もいらっしゃいます。毎朝薬を飲むということが減るだけでとても楽になると思います。それに飲み忘れも減ることが多くなると思うので、それによって血糖値が下がることになります。飲み薬だけでなく注射薬も週に1回のものがあります。これはGLP-1といって食事を摂った時だけインスリンを効率よく出す薬です。これは非常に効果が強力で、なかなか薬を飲んでくださらない高齢者の方にも介護の方が皮膚の上からパチンとボタンを押すだけで注射できます。寝たきりの方でもできますので非常に介護の現場では重宝されていると思います。他にも2つの薬を1つに合わせた配合剤というものも次々登場してきています。この配合剤を飲むことで2個が1個になる、3個が1個になるということになります。これで飲み忘れが減ったりきちんと飲めるようになったりして、血糖値が良くなる方もいらっしゃると思います。また配合剤は値段も安くなります。普通2つの薬を配合しますと、2つの薬をあわせた値段に0.8をかけて薬の値段はつくられます。配合剤にすると薬の数も減るし値段も安くなりますので、患者さんは喜ばれます。