●教えてドクター
★11月のテーマ「介護・リハビリ ロボットの最新情報」
国立長寿医療研究センター副院長
健康長寿支援ロボットセンター長
近藤 和泉先生
今、最も開発が進んでいるのは移動支援ロボットです。移動支援ロボットに加速度センサーを付けて活動量を計測することができます。またGPS機能をつけてお年寄りが今どこにいるのかということを簡単に知ることができたり、坂道等を上がる時にアシストし、下る時にブレーキをかけたりするコントロールができるロボットもできています。これはロボットがどのくらい傾斜しているかをセンサーでとらえて、それにあわせて車輪を回す速度をコントロールできるからであり、かなり便利なので盛んに使われています。お年寄りが手で押して歩くことができるカートのような形の物もよく使われています。お年寄りは、出掛けることを好まれる方が多いのですが、道に迷ったりすることを周りの皆さんは心配します。するとお年寄りも「心配をかけるから」と出掛けるのを減らしてしまったり、出掛ける範囲をせばめてしまったりします。その結果として、活動量が少なくなり、身体機能が落ちてしまいます。ですから今現在どこにおられるかを、ご家族が簡単に知って、お年寄りが安心して出掛けられるためにGPSの機能が役に立ちます。
国立長寿医療研究センター副院長
健康長寿支援ロボットセンター長
近藤 和泉先生
今、最も開発が進んでいるのは移動支援ロボットです。移動支援ロボットに加速度センサーを付けて活動量を計測することができます。またGPS機能をつけてお年寄りが今どこにいるのかということを簡単に知ることができたり、坂道等を上がる時にアシストし、下る時にブレーキをかけたりするコントロールができるロボットもできています。これはロボットがどのくらい傾斜しているかをセンサーでとらえて、それにあわせて車輪を回す速度をコントロールできるからであり、かなり便利なので盛んに使われています。お年寄りが手で押して歩くことができるカートのような形の物もよく使われています。お年寄りは、出掛けることを好まれる方が多いのですが、道に迷ったりすることを周りの皆さんは心配します。するとお年寄りも「心配をかけるから」と出掛けるのを減らしてしまったり、出掛ける範囲をせばめてしまったりします。その結果として、活動量が少なくなり、身体機能が落ちてしまいます。ですから今現在どこにおられるかを、ご家族が簡単に知って、お年寄りが安心して出掛けられるためにGPSの機能が役に立ちます。