●教えてドクター
★11月のテーマ「介護・リハビリ ロボットの最新情報」
国立長寿医療研究センター副院長
健康長寿支援ロボットセンター長
近藤 和泉先生
介護・リハビリロボットには非常にたくさんの種類があります。昨年、経済産業省と厚生労働省が相談して、どんな種類のロボットを開発していくかという枠組みを作りました。それが大きく分けると5つあります。1つ目は歩いたり移動したりすることを支援するロボットです。2つ目はベッドから車椅子に乗り移る、あるいは車椅子から便座に乗り移るといった移乗(乗り移り)を支援するロボットです。3つ目は排泄する時に使われるロボットです。4つ目は見守りやコミュニケーションのために使われるロボットです。最後が人間にとってとても大事な入浴を支援するためのロボットです。この中で一番進んでいるのが移動支援です。体に付ける物と歩行器のように手で持って動かす物と2種類あります。介護するスタッフを支援するロボットのニーズも高まっています。介護現場で腰痛が非常に大きな問題になっています。患者さんの体をベッドから車椅子に移す時等に、使えるロボットがあると非常に便利になるだろうとは言われています。実はそういったロボットの開発を企業の方が行っているのですが、なかなか良い物ができずに困っています。なぜかというとロボットが人間の体を支える部分を作るのが難しいからです。人間の体に接触する部分の形状や材質がなかなかうまく作れないのが課題となっています。
国立長寿医療研究センター副院長
健康長寿支援ロボットセンター長
近藤 和泉先生
介護・リハビリロボットには非常にたくさんの種類があります。昨年、経済産業省と厚生労働省が相談して、どんな種類のロボットを開発していくかという枠組みを作りました。それが大きく分けると5つあります。1つ目は歩いたり移動したりすることを支援するロボットです。2つ目はベッドから車椅子に乗り移る、あるいは車椅子から便座に乗り移るといった移乗(乗り移り)を支援するロボットです。3つ目は排泄する時に使われるロボットです。4つ目は見守りやコミュニケーションのために使われるロボットです。最後が人間にとってとても大事な入浴を支援するためのロボットです。この中で一番進んでいるのが移動支援です。体に付ける物と歩行器のように手で持って動かす物と2種類あります。介護するスタッフを支援するロボットのニーズも高まっています。介護現場で腰痛が非常に大きな問題になっています。患者さんの体をベッドから車椅子に移す時等に、使えるロボットがあると非常に便利になるだろうとは言われています。実はそういったロボットの開発を企業の方が行っているのですが、なかなか良い物ができずに困っています。なぜかというとロボットが人間の体を支える部分を作るのが難しいからです。人間の体に接触する部分の形状や材質がなかなかうまく作れないのが課題となっています。