●教えてドクター
★5月のテーマ「コレステロールの正しい知識」
名古屋大学病院 老年内科 教授
葛谷 雅文 先生
血管の健康に良い生活のキーワードとしては、1番は運動です。運動(特に有酸素運動)をすると血液中の中性脂肪が下がります。それから悪玉コレステロールも下がります。一方善玉コレステロールは逆に上がりますから健康には良い状態になります。皆さんがよく内臓脂肪とか皮下脂肪と言っている、体の中にたまる脂肪はほとんど中性脂肪がたまっています。ところが血液中にも中性脂肪があります。血液検査をした時に先生から「中性脂肪(別名トリグリセライド)が高いね(または低いね)」と言われるのは血液中の中性脂肪のことです。中性脂肪も高いと悪玉コレステロールと同じように動脈硬化を進めるということがわかっていますので、なるべく下げておいた方が良いです。運動は血管の健康にとても良いのですが、もともとすごくコレステロールが高い人が、激しい運動をすると心臓の血管がつまったりします。そういったことは注意して運動した方が良いです。
名古屋大学病院 老年内科 教授
葛谷 雅文 先生
血管の健康に良い生活のキーワードとしては、1番は運動です。運動(特に有酸素運動)をすると血液中の中性脂肪が下がります。それから悪玉コレステロールも下がります。一方善玉コレステロールは逆に上がりますから健康には良い状態になります。皆さんがよく内臓脂肪とか皮下脂肪と言っている、体の中にたまる脂肪はほとんど中性脂肪がたまっています。ところが血液中にも中性脂肪があります。血液検査をした時に先生から「中性脂肪(別名トリグリセライド)が高いね(または低いね)」と言われるのは血液中の中性脂肪のことです。中性脂肪も高いと悪玉コレステロールと同じように動脈硬化を進めるということがわかっていますので、なるべく下げておいた方が良いです。運動は血管の健康にとても良いのですが、もともとすごくコレステロールが高い人が、激しい運動をすると心臓の血管がつまったりします。そういったことは注意して運動した方が良いです。