●教えてドクター
★5月のテーマ「コレステロールの正しい知識」
名古屋大学病院 老年内科 教授
葛谷 雅文 先生
LDL(悪玉)コレステロールとHDL(善玉)コレステロールは必ずしもお互い連動しているわけではありません。なるべくLDLコレステロールを下げるような努力とHDLコレステロール上げるような努力をする必要があります。別々に考えた方がいいと思います。悪玉コレステロールである LDLコレステロール を下げる具体的な努力は、食べ物に気をつける事だと思います。最近「食事はコレステロールと関係ないんじゃないの」というようなことも言われています。確かに血液中のコレステロールは食べ物からくるばかりではなく、自分の体でも作ってしまいます。ですので血液中のコレステロールの食べ物からの影響は、人によって違いますが4割から5割ぐらいと考えていいと思います。食べ物についてはコレステロールを少し制限しなくてはいけないのと同時に飽和脂肪酸を控えることが必要です。飽和脂肪酸をたくさん食べると、体の中でコレステロールをたくさん作ってしまいますので、それをなるべく控えることが必要です。動物性のラードやバターもいいところはあるのですが、摂りすぎると良くないです。善玉コレステロール(HDLコレステロール)を上げるには中性脂肪を下げることも重要です。中性脂肪と善玉コレステロールは連動していて、中性脂肪が高いと常善玉コレステロールが下がってしまう傾向にあります。だから中性脂肪を下げるような努力をすることが必要です。それには運動をし、お食事の際にカロリーの摂りすぎを控えることが必要だと思います。
名古屋大学病院 老年内科 教授
葛谷 雅文 先生
LDL(悪玉)コレステロールとHDL(善玉)コレステロールは必ずしもお互い連動しているわけではありません。なるべくLDLコレステロールを下げるような努力とHDLコレステロール上げるような努力をする必要があります。別々に考えた方がいいと思います。悪玉コレステロールである LDLコレステロール を下げる具体的な努力は、食べ物に気をつける事だと思います。最近「食事はコレステロールと関係ないんじゃないの」というようなことも言われています。確かに血液中のコレステロールは食べ物からくるばかりではなく、自分の体でも作ってしまいます。ですので血液中のコレステロールの食べ物からの影響は、人によって違いますが4割から5割ぐらいと考えていいと思います。食べ物についてはコレステロールを少し制限しなくてはいけないのと同時に飽和脂肪酸を控えることが必要です。飽和脂肪酸をたくさん食べると、体の中でコレステロールをたくさん作ってしまいますので、それをなるべく控えることが必要です。動物性のラードやバターもいいところはあるのですが、摂りすぎると良くないです。善玉コレステロール(HDLコレステロール)を上げるには中性脂肪を下げることも重要です。中性脂肪と善玉コレステロールは連動していて、中性脂肪が高いと常善玉コレステロールが下がってしまう傾向にあります。だから中性脂肪を下げるような努力をすることが必要です。それには運動をし、お食事の際にカロリーの摂りすぎを控えることが必要だと思います。