●教えてドクター
★5月のテーマ「コレステロールの正しい知識」
名古屋大学病院 老年内科 教授
葛谷 雅文 先生
元々コレステロールは人間にとってもなくてはならない栄養です。例えば細胞の膜を構成したり、ホルモンを作ったりと人が生きていく上でなくてはならない栄養の一つです。血液中のコレステロールには色々なコレステロールがありますが、いわゆる悪玉コレステロール(専門的に言うとLDLコレステロール)が高いと動脈硬化のリスクになるという事が色々な研究でわかってきています。コレステロールは元々大変重要な栄養素ですが、昔の飽食の時代ではなかった頃はあまり気をつけなくても良かったです。最近は飽食の時代で皆良いコレステロールが含まれている食べ物をたくさん食べるようになった事が、コレステロールの見方が変わってきた要因だと思います。コレステロールを含む食事を食べすぎるということもありますし、コレステロールを体の中で作ってしまう物をたくさん摂るようになったということです。例えばコレステロールだけではなくて飽和脂肪酸(動物性の脂、例えばラード)といった物をたくさん摂ると体の中のコレステロールが上がってしまいます。現代社会の我々の食生活の問題と大きく関わっている問題です。
名古屋大学病院 老年内科 教授
葛谷 雅文 先生
元々コレステロールは人間にとってもなくてはならない栄養です。例えば細胞の膜を構成したり、ホルモンを作ったりと人が生きていく上でなくてはならない栄養の一つです。血液中のコレステロールには色々なコレステロールがありますが、いわゆる悪玉コレステロール(専門的に言うとLDLコレステロール)が高いと動脈硬化のリスクになるという事が色々な研究でわかってきています。コレステロールは元々大変重要な栄養素ですが、昔の飽食の時代ではなかった頃はあまり気をつけなくても良かったです。最近は飽食の時代で皆良いコレステロールが含まれている食べ物をたくさん食べるようになった事が、コレステロールの見方が変わってきた要因だと思います。コレステロールを含む食事を食べすぎるということもありますし、コレステロールを体の中で作ってしまう物をたくさん摂るようになったということです。例えばコレステロールだけではなくて飽和脂肪酸(動物性の脂、例えばラード)といった物をたくさん摂ると体の中のコレステロールが上がってしまいます。現代社会の我々の食生活の問題と大きく関わっている問題です。