●教えてドクター
★9月のテーマ「地域包括ケア」
東海北陸厚生局 健康福祉部 地域包括推進課
福本 功 さん
今のこの時代の中で「包括ケア」という言葉がでてきた理由として、団塊の世代(第一次ベビーブームの世代)の方々が75歳を超える2025年からその10年先の2035年頃までは高齢者の急速な増加がありますし、その後もゆるやかに高齢者の割合は増加するという推計も出ております。介護を受けなければならない状態、これを「要介護」「要支援」と言います。その状態になっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができる病院や診療所のかかりつけの医師の所へ行くことができ、それだけではなく定期的に訪問(家に来てくれる通所)の介護のサービスが受けられる、施設に入所するサービスを受けることができることが大切です。そして一番大事なのが生活の支援です。介護予防として自治会やボランティアの方等に見守りや買い物への付き添い、ご近所の集まり会やそこでの体操教室等の話をさせていただいています。今までは在宅での医療や介護等、別々に考えられていたものがトータルなものとして地域の中に存在しなければいけなくなり「地域包括ケア」という言葉ができたのではないかと思います。地域の中で色々なお話をさせていただいています。「地域包括支援センター」という所があるのですが、そこで「保健師さんに相談して利用を始めたんだ」とか「実家の近くの集会所に出掛けるようになって少し明るく元気になったな」という姿を見ることがありますという話も聞きます。それも一つの「地域包括ケア」なんだなと、比較的身近にあることに気付いていただくことも大切な政策の一つだと思っています。
東海北陸厚生局 健康福祉部 地域包括推進課
福本 功 さん
今のこの時代の中で「包括ケア」という言葉がでてきた理由として、団塊の世代(第一次ベビーブームの世代)の方々が75歳を超える2025年からその10年先の2035年頃までは高齢者の急速な増加がありますし、その後もゆるやかに高齢者の割合は増加するという推計も出ております。介護を受けなければならない状態、これを「要介護」「要支援」と言います。その状態になっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができる病院や診療所のかかりつけの医師の所へ行くことができ、それだけではなく定期的に訪問(家に来てくれる通所)の介護のサービスが受けられる、施設に入所するサービスを受けることができることが大切です。そして一番大事なのが生活の支援です。介護予防として自治会やボランティアの方等に見守りや買い物への付き添い、ご近所の集まり会やそこでの体操教室等の話をさせていただいています。今までは在宅での医療や介護等、別々に考えられていたものがトータルなものとして地域の中に存在しなければいけなくなり「地域包括ケア」という言葉ができたのではないかと思います。地域の中で色々なお話をさせていただいています。「地域包括支援センター」という所があるのですが、そこで「保健師さんに相談して利用を始めたんだ」とか「実家の近くの集会所に出掛けるようになって少し明るく元気になったな」という姿を見ることがありますという話も聞きます。それも一つの「地域包括ケア」なんだなと、比較的身近にあることに気付いていただくことも大切な政策の一つだと思っています。